ノーベル賞を受賞、「オートファジー」って何?

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クラッカーを鳴らして祝う絵

2016年10月3日、「ノーベル医学・生理学賞を東京工業大学の大隅栄誉教授の受賞した」という話題がニュースを騒がせています。

確かに今回騒ぐ要素はあり、

 ・日本人のノーベル賞受賞は25人目(アメリカ国籍取得者含め)

 ・日本人の3年連続ノーベル賞受賞は14年ぶり

 ・自然科学3賞で日本人の単独受賞は29年ぶり

※ノーベル賞の「自然科学3賞」とは「医学・生理学賞」「物理学賞」「化学賞」の3つ。

「単独受賞」ということは、「他の誰も注目しないことを研究してきた」という証拠。

大隈栄誉教授が研究していた「オートファジー」とは?

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オートファジーとは、「細胞が不要なタンパク質を分解して再利用する仕組み」だそうです。

オートファジーの語源はギリシア語で、「自分を食べる(自食)」という意味。

自食作用オートファジーは細胞に核のある全ての生物に備わっているもので、「細胞の働きを正常に保つ為に欠かせないこと」、すなわち生命の基本的な仕組みとなるそうです。

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「細胞に核にある全ての生物」って具体的には?

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動物、植物、菌類、原生生物が代表的です。

逆に、核のない生物は「原核生物」といい、細菌が多いです。

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オートファジー、つまり細胞が自分を食べるの?

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細胞の自食とは、栄養が足りなくなったときに行われます。
生命を維持するためです。

栄養が不足すると細胞は自分の中にあるタンパク質をアミノ酸に分解し、それから新しいタンパク質を生成したり、エネルギー源として燃焼します。

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栄養不足にならないとオートファジーは起きないの?

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細胞内のタンパク質が古くなったり、傷ついて不要になるとオートファジーは実行されます(アミノ酸に分解されて再利用)。

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ヒトを始めとして、細胞に核のある生物の体は核に収納された「遺伝子」に基づいて作られています。

遺伝子は設計図であり、仕様書です。

或る説によると、遺伝子の研究が進んで図面や仕様書のように読み解くことができれば、「将来かかる可能性の高い病気」や「寿命」が判るようになるそうです。

ヒトは誰もが1つの細胞から始まり、分裂を繰り返して体を作り、成長させています。

細胞は分裂するときに遺伝子もコピーしていくので、私たちの体にある無数の細胞は全て同じ遺伝子をもっています(細胞の移植によって遺伝子が変わることはある)。

大隈栄誉教授はオートファジーが特異なものではなく、細胞に核のあるすべての生物に備わったシステムだと解明しました。

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オートファジーのシステム解明は何に役立つの?

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オートファジーの研究は、パーキンソン病やアルツハイマー病の予防法や治療法の開発につながるのではないかと期待されているようです。

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パーキンソン病にアルツハイマー病、多くの研究者が注目しそう。

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オートファジーに関わる研究論文は2015年だけで約5,000本、この研究は激しい競争の最中にあります。

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