「キラキラしてキレイ」
金平糖がお気に入りの娘は一粒手にとったら満足するまで眺めて口に入れています。
砂糖を溶かして型にはめて完成!だと思っていた金平糖が、実は2週間もかけて作られるお菓子だと知ったのは最近のことです。
今回は金平糖について調べてみました。
金平糖とは?
金平糖はポルトガルから440年以上前に伝えられたお菓子です。日本において〈ポルトガルからからきたもの〉を伝えたのは大体キリスト教の宣教師で、金平糖も宣教師のようです。
金平糖は織田信長への献上品
1569年にキリスト教の宣教師だったルイス・フロイスが織田信長に謁見したとき、金平糖を献上したという記録があります。
金平糖の作り方は門外不出
金平糖は〈とても貴重なもの〉として扱われ、その製法は秘密とされていたようです。その後、18世紀になると金平糖は庶民の間にも広がりましたが主に贈答用の高級菓子でした。
金平糖の保存性の高さに注目
糖分が摂取できる金平糖は他の菓子より日持ちするため、戦時中には保存食として扱われました。そのため、今でも非常用の乾パンの缶の中に金平糖が入っていることもあります。
金平糖の語源はポルトガル語が有力
金平糖の語源はポルトガル語の“confeito”(「コンフェイト」。意味は「砂糖菓子」)が訛ったという説が有力です。
漢字はあとから当てたもので、「金平糖」の他に「金米糖」などと表現されることもあります。
金平糖の基本的な作り方
金平糖は「ドラ」という斜め傾いて回転する大きな釜の中に入れたザラメやイラ粉に、グラニュー糖を溶かした糖蜜をかけながら作ります。
ザラメやイラ粉が金平糖の核になります。
糖蜜を振りかけてはかき混ぜ、乾いたらまた糖蜜を振りかけてかき混ぜます。この作業を数日間続けると、最初は丸かった核が糖蜜をまとい、金平糖独特の突起(「角」や「イガ」と呼ばれる)が作られます。
この作業を延々と繰り返し、金平糖を大きくしていきます。約1.5cmの金平糖に育つまでおよそ2週間ほどかかります。
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