埼玉県内の経済活動を左右するNACK5

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関東に戻ってからスマホにradikoをインストールしました。radikoとはスマホやパソコンでエリア内のラジオを聞くことができるサービスです。

社会人になるまであまりラジオは身近なものではありませんでしたが、埼玉の会社で働き始めたとき初めてラジオ、FM NACK5を聞いて、すっかりラジオ番組が気に入ってしまいました。

その後、2011年の東日本大震災でラジオの重要度を再認識しました。

震災直後の混乱した中、Funky Fridayのパーソナリティ・小林克也さんが冷静に情報を伝え続けてくれたことは今でもしっかり記憶に残っています。そして地震の影響で家の中はめちゃくちゃ、停電で家の中は真っ暗、大きな地震の余震は頻繁ということで、その夜はずっと車の中でラジオを聞いていました。

今回は埼玉県の経済活動さえも左右するラジオ・NACK5(ナック5)を紹介します。

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FM NACK5(愛称「NACK5」)は埼玉県を放送対象地域としている超短波放送、つまりFMラジオ放送です。

旧名称は「エフエム埼玉」でしたが、放送当初からの愛称である「FM NACK FIVE」が2001年に正式名称として認められました。名前は周波数の79.5MHzをもじったものです。

関東地方のFM局視聴率はJ-WAVEとFM NACK5が常に1位、2位を争っています。特に埼玉県民の人気は根強く、その経済活動を左右するとさえ言われています。「埼玉県民相手なら、NACK5の話を振れば7割の確率で盛り上がる」と言っても過言ではありません

NACK5の開局は1988年、当時は埼玉県北西部の聴取環境が悪かったようですが1998年に送信所を埼玉県比企郡ときがわ町の峠に移設したことで、関東一円で聞けるようになりました。NACK5の公式キャラクター・らじっと君の出身地は「ときがわ町」になっている所以です。

NACK5を一地方ラジオ局と馬鹿にしてはいけません。NACK5は「日本で初めてスポーツ中継をした放送局として歴史に名を残しています。

NACK5は埼玉県内を本拠地にする埼玉西武ライオンズ、浦和レッズ、大宮アルディージャの試合中継を年間を通して定期的に放送しています。これはFM放送では極めて稀なことです。

今では野球の試合をテレビでもあまり中継しなくなりましたが、NACK5では西武線が定期的に放送されています。試合が延長になって番組が変わってしまっても、番組の途中で試合の経過が放送されるため、西武ファンの旦那はNACK5のファンです。
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’18年春から我が家はスカパー!(フジテレビTWO)で西武戦(ホームのみ)を視聴することに決めました。詳しくは「F1好きの旦那がスカパー!を契約してみた」を読んでください。

3.11を経験したことで私はラジオの重要度を再認識しましたが、それは私だけではなかったようです。

・ 省電力
・ ラジオは手回し充電タイプがある
・ 混戦が少ない

在京民放ラジオ8社が実施した「災害とメディアに関する調査」(2005年1月)によると、”地震を体験した後でラジオの評価が高くなった”と回答した人は全体の約73%となりました。 
※この場合の”地震”は新潟県中越地震です。

また同調査によると”ラジオを全く聞かない”という人が地震発生前は約33%いましたが、地震発生後は約9%に激減しました。一方で”ラジオを毎日聞いている”という人は地震発生前は約36%ですが、地震発生後は約72%と倍増しました。

【了】

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