年少さんには”色々な気持ち”に出会える絵本がおすすめ

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子どもが通う幼稚園には保護者が一日先生のお手伝いをする日があります。

保母さん体験のような、授業参観のようなこの日、保護者は絵本の読み聞かせをします。

今回はどんな絵本が年少さん向けか調べてみました。

ちなみに、子によると前回の保護者は月の絵本を読んだそうです。

月見の時期だったのでタイムリーな絵本、私の当番は10月半ばということで『ハロウィン』を題材にした絵本にしようと思います。

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【四歳向け】いろいろな気持ちを共感できる絵本

4~5歳になると絵本の中の主人公の気持ちになって一緒にドキドキしたり、楽しくなったり悲しくなったりできるようになります。

そのため次のような物語・絵の絵本がおすすめです。

  ・世界観が拡がるような物語

  ・心が奪われてしまうような絵

私が知っている絵本でおすすめなのが『よかったねネッドくん』と『ぐりとぐら』です。

私が物語を覚えていた絵本「よかったねネッドくん」

「よかったねネッドくん」(偕成社)はスリルある冒険物語です。

アラフォーの私が子どもの頃からある古い絵本です。

絵本はカラーとモノクロの効果を上手に使っています。カラーページでは奇想天外の「よかった」場面を、モノクロページでは運の悪い場面を効果的に演出しています。

飛行機は日本ではあまり身近な乗り物ではありませんが、飛行機が比較的身近なアメリカでは爆発的な人気のある絵本です。

良かったと困ったが交互にやってくるテンポのいいストーリー展開で、大人が読んでも面白いというのもこの絵本の特徴でもあります。ちゃんとオチもあるのでスッキリと読んだあとの気分も良いです。

参考:よかったねネッドくん(EhonNavi 絵本ナビ|100万人の絵本試し読みサイト)

私が絵を覚えていた絵本「ぐりとぐら」

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タイトルを忘れても<ホットケーキの絵本>と言うことだけ覚えていたのが「ぐりとぐら」(福音館書店)です。

ぐりとぐらが出ていたことも忘れ、あの黄色いホットケーキ(正確には”カステラ”)だけを覚えていたのです。あれが”ぐりとぐら”だったのだと知ったのは漫画「小山荘のきらわれ者 ~リターンズ~」(全2巻)です。

主人公が絵本の編集者を目指していたからです。

ちなみに、一子に読んであげようと探したとき、「ぐりとぐら」シリーズはたくさんあるので、あのカステラの絵本にたどり着くまで少し時間がかかりました。

このお話は「子どもたちにとびっきり上等でおいしいおやつをごちそうしよう」と作家の中川季枝子さんと絵を描いた山脇百合子さんが考えたものだそうです。

その思惑通り、このおやつは私の記憶に30年以上留まっていたのです(ホットケーキと勘違いしていましたがw)。「絵本ってすごい」と絵本選びに力が入ります。

参考:ぐりとぐら(EhonNavi 絵本ナビ|100万人の絵本試し読みサイト)

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意外と大人も知らない”ハロウィン”とは?

ハロウィンを題材にするならば、ハロウィンについてきちんと知らなくてはいけません!子ども相手だからなおさらです。

ハロウィン(Halloween)は古代ケルト人が始めたといわれる秋の収穫祭です。

”収穫を祝う”という点は日本の秋祭りと同じですが、日本の秋祭りは”豊作にしてくれた神様に感謝するため”のものですが、ハロウィンは死者の霊が家族を訪ねてくるので追っ払おうとする祭りです。

10月31日は古代ケルトの大晦日

古代ケルトのドルイド信仰では”冬の季節の始まり”である11月1日を新年の始まりとしていました(サウィン祭、日本の元旦にあたる)。

10月31日、日本のお盆の日のように、このときにはこの世と霊界の間の目に見えない扉が開き、この両方の世界間を行き来可能になると信じられていました。

お盆に帰ってくる先祖の霊を敬う日本人には馴染みのない感覚ですが、ヨーロッパでは死者の霊は悪霊で、人々は仮面を被って悪霊から身を守ります。これが仮装の始まりです。

ハロウィンでは死者の霊だけでなく、有害な精霊や魔女も出てくるので魔除けの火が必要です。今ではジャック・オー・ランタンがこの魔除けのたき火となっていますが、昔は各地で儀式をされていました。

古代ケルトのドルイド信仰のハロウィン

10月31日の夜になると、祭司たちはかがり火を焚き、作物と動物の犠牲をささげました。そして、11月1日の朝に祭司たちはかがり火の燃えさしを人々に配りました。

人々は燃えさしを家に持って帰って釜戸の火を新しくつけ、家を温めながら悪い妖精(シー)を家の中に入れないようにしました。

参考:ハロウィン(Wikipedia)

昔のヨーロッパの信仰・風習については漫画「魔法使いの嫁」が分かりやすいです(物語の時代背景は現代です)。

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「おばけは怖い」と教えるべき?

「いけないことすると出るよ」と、おばけや鬼は”怖いもの”として躾(しつけ)に利用するケースが多いです。

秋田県出身の友人も息子くんに「なまはげ出るよ」と躾けているようです(実際に今年の冬に秋田でなまはげに攫わせる予定らしい)。

…なまはげは大人でも怖いわ、刃物持ってるし。

なぜか子どもは”おばけ”が好き

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怖いものが嫌いな子どもにも意外と好かれているのが”おばけ”です。20年以上に刊行された絵本ですが、世界中で愛されている可愛いおばけの絵本があります。

フランスの絵本作家・ジャック=デュケノワ作「おばけパーティー」です。おばけのアンリが、この名前がフランスらしい、お友だちのおばけを招待してパーティーを開くユニークなお話です。

おばけシリーズは10冊以上あります。

幼稚園の読み聞かせはどの本にしようか、未だ悩もうと思います。タイムリーならばハロウィンですが、ハロウィンを知らないと物語も面白くないし…と思うと、なかなか決めかねます。

子どものリアクションも不安ですし…深谷の絵本屋さんに相談してみるのも良いかもしれません。

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無事に1日ママ先生を終了しました。本はハロウィンを題材にしたものではなく、前橋市の絵本屋さんに相談して隠れたロングセラーを教えてもらいそれにしました。




コメント

  1. みーば より:

    「おばけのジョージー」も面白いですよ。

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