トンビは滅多にタカを産まない!子どもの読書習慣は親の影響が大きい

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一子の通う幼稚園には絵本の蔵書が多く、1週間に1冊ずつ借りることができます。借りた本の名前は読書カードに記入され、卒園時にプレゼントしてもらえます。

一子自身も絵本が好きだし、そんな記録もステキだと思って今週からできるだけ毎週絵本を借りようと思っています。今回は「ぐりとぐらのえんそく」を借りました。

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「”ぐりとぐら”が読みたい。ぐりとぐらはお友だちなんだよ」

私も旦那も読み物が好きなので、一子や二子にも好きになって欲しいと思います。

今回は子どもの読書についてまとめました。子どもの読書離れについては「読書離れしている」という文科省の発表「読書離れどころか子どもは本を読んでいる」というデータがあります。

子どもは成長すると本を読まなくなる

読書する時間、読む本の冊数は学年があがるにつれて減少傾向にあります。

  • 小学生の不読率 1割未満
  • 中学生の不読率 1~2割
  • 高校生の不読率 3~4割

不読率とは1ヶ月で読んだ本の冊数が0冊と言う子どもです。子どもが本を読まない理由は次の通りです。

  • ふだんから本を読まないから
  • 時間がなかったから(高校生に多い)

時間がない理由としては部活動や塾の時間が長いということもありますが、メールの時間が原因のことが多いです。勉強や宿題を読む時間が長い子どもは読書時間も長い傾向があります(漫画や雑誌などで字を読む子どもも同様)。

本を読む子は3日に1冊読む

全国学校図書館協議会が発表した調査でも小学生の不読率は1割未満でしたが、小学校4~6年生の1ヶ月の平均読書冊数は11.3冊で1987年の1.5倍と増えています。

中学生も同様の結果で、1987年は2.3冊だったのに対して2017年は4.5冊に増えています。

「本を読む子は読む」と言う結果であり、<本を読まない子が増えている=読書離れ>という文科省の発表との違いはここにあります。

読書冊数の増加は2000年前後から始まり、背景には文科省が2001年にかかげた「朝の読書活動(朝読)の推進」があります。朝読の需要から短時間でも読めるショートショート本が1つのジャンルとなり売上げを伸ばしています。

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読書活動の取り組みのある学校の場合

  • 教職員に対する研修を実施する学校
  • 学校司書がいる学校
  • 学校図書館が充実している学校
  • 読書週間などのイベントがある

上記のような学校は全体的に本をよく読む子どもの割合が多いです。読書活動の度合いが高い学校の方が論理的志向等の意識・行動に関する得点が高くなるという結果が出ています。

家庭の蔵書数が読書量に影響を与える

子どもの読書量は家庭の蔵書量が強く影響を及ぼしています。

子どもは小説等の物語や趣味に関する本がよく読まれます。小中学生は家族や学校からのすすめで、高校生はメディアの宣伝や広告などからの影響で本を選んで読むことが多いです。

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文章や作風が10代向けの作品は市場に少ないですが、今の子どもは読解力があるので「読みたい」と思わせるPRをする傾向が出版業界では高まりつつあります。

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