西洋芝が半分ほど一気に枯れました。
葉が茶色くなる間もなく、ごっそり焼けたような感じに枯れてしまいました。
夏休み前は異常なかったので約1週間のこと、その短期間で芝の庭が様変わりしてしまいました。今回は芝の害虫と駆除方法についてまとめました。
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芝生の三大害虫と駆除方法
- スジキリヨトウ(ヨトウムシ)
- シバツトガ
- コガネムシ
日本芝、西洋芝問わず、芝生の害虫と言えばこの3種類が代表です。
スジキリヨトウ(ヨトウムシ)
蛾(ガ)の幼虫(イモムシ)で芝生を歩いているところを見ることもありますが、基本的には日中は土の中に潜み、夜になって土から出てきて葉や茎を食い荒らします。
シバツトガ(ツトガ)
スジキリヨトウと同様に蛾(ガ)の幼虫(イモムシ)で、日中は地表に芝や砂粒で作った巣(苞・ツト)に潜み、夜になって巣から出てきて葉や茎を食い荒らします。
コガネムシ
コガネムシの幼虫(イモムシ)は地中の茎や根を食い荒らします。比較的匍ふく性の日本芝は面で生育不良になり、比較的立株性の西洋芝は部分的に枯れます。
成虫になると他の虫と同様に照明によってきますが、LED照明の普及により虫が照明によることは減ったので発見しにくいです。
害虫の発生時期
発生時期はいづれも5月~10月です。スジキリヨトウとシバツトガによる大きな被害は梅雨明け以降、コガネムシの被害はそれより遅く秋にあります。
害虫の駆除に有効な薬剤
芝生に害虫による被害があったとき原因の虫を探る必要は特にありません。3種類共にスミチオン(乳剤)とオルトラン(粒剤)が効くからです。
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水に溶かして散布するスミチオン
スミチオン(MEP乳剤)には住友化学の住化スミチオン乳剤や日本農薬の日農スミチオン乳剤があります(我が家は日農のスミチオンを使用)。
どちらも有効成分MEP(フェニトロチオン、CAS#122-14-5)の濃度は50.0%で、有機溶媒や乳化剤に溶かされています。スミチオンは可燃性があるので火器がない場所で、子どもの手が届かない場所に保管しましょう。
スミチオンは殺虫範囲が広く、稲、果樹、野菜、豆類、樹木などの広範囲に使用できます。有効年限は4年となっていますが、水に混ぜた分は保管せず使い切るようにします(調合直後に散布すること)。
日農スミチオンの場合、基本的に1,000~2,000倍に希釈して散布します。眼に対する刺激性があるので、風向きに注意して目に入らないようにします(付着した場合は直ちに石けんで洗い落とす)。
基本的に人体に害のない農薬とされていますが、散布しているときや散布した直後(当日中)に子どもやペットが使用区域に入らないように注意しましょう。
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オルトランは長期的に効果が持続
オルトランは”浸透移行性”のある薬剤です(そのまま撒く粒剤も水に溶かして使う水和剤も同様)。いろいろなメーカーから出ていますが、我が家は住友化学のオルトラン粒剤(GF)を使っています。
浸透移行性とは根や葉から殺虫成分が吸収され、植物の中を巡って植物そのものが殺虫効果をもち、その植物を咀しゃくしたり、その汁を吸ったりする害虫を駆除できます。
オルトランの殺虫効果は2~3週間持続し、害虫退治と予防が一度にできます。芝の害虫駆除の場合、散布した後に水をまくと効果があります(1㎡あたり0.5~1.0L)。
基本的に人体に害のない農薬とされていますが、散布しているときや散布した直後(当日中)に子どもやペットが使用区域に入らないように注意しましょう。
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スミチオンをまいて様子見
ひどく枯れた部分を中心にスミチオンを撒き様子見をすることにしました。薄らですが有機溶剤の臭いが漂うので今日1日は子どもたちが庭で遊ぶのは禁止です。
普段庭で遊んだり、バーベキューや花火などで大活躍の芝生なので頑張って復活して欲しいです。
[su_label]ー この記事はここで終わりです -[/su_label]
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