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『新型コロナウイルスの変異株』が地名からギリシャ文字に変更…なぜ変わったのか?

『新型コロナウイルスの変異株』が地名からギリシャ文字に変更…なぜ変わったのか?

QUESTION

なぜ英国型を「アルファ型」、インド型を「デルタ型」と呼ぶようになったのか?

2021年5月末にWHOが「新型コロナウイルスの変異ウイルス(変異株)をギリシャ語のアルファベットで呼ぶようにする」と発表したことで、インド型は「デルタ型」と呼ばれるようになりました。

つまりインド型はデルタ型で、ウイルスは同じですが呼び方が変わりました。

  英国型     → アルファ型

  南アフリカ型 → ベータ型

  ブラジル型  → ガンマ型

  インド型   → デルタ型

なぜ呼び方が変わったのでしょうか?

2021.09.01 ミュー株の情報追加/加筆修正しました。

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変異株に国名がつくことは汚名となる

WHO等の公式文書では、変異株は 「B.1.1.7」 という様な名称が使われています( 「B.1.1.7」 は英国の変異株)。

ただ 「B.1.1.7」 では一般人には分かりにくいし覚えにくい。

こうして生まれた呼び方が「最初に変異株が見つかった」国や地域の名前を冠することでしたが、同時に「その国(地域)で変異株が発祥した」という誤解や偏見を生み、次のようなことが危惧されました。

変異株が地名で呼ばれることで生じる懸念
  • その国や地域に対する誤解や偏見の懸念
  • その国や地域にルーツのある人が差別される懸念

そもそも「変異株(変異ウイルス)」とは?

ウイルスは進化します。

「進化=遺伝子情報の突然変異」で、変異株は従来のウイルスの基本的な特性は引き継ぎつつも形や特徴は従来のものと違っています。

新型コロナウイルスの変異株は、ウイルス表面のスパイクタンパク質に特異的な変異が起きています。

スパイクタンパク質の形や特徴が変わると

  ・従来のウイルスよりも感染力が強くなる

  ・免疫機能が回避される可能性がある(≒ワクチンが効きにくくなる)

コロナウイルスは表面のチクチク(スパイクタンパク質)で感染対象にくっつくので、よりくっつきやすい(引っ掛かりやすい)スパイクになると感染力が高まることになります。

参考:新型コロナウイルスの変異株とは? 特徴や従来のウイルスとの違いを解説 | 法人向け健康経営®️支援サービス「ヘルシースタンド」

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SARSコロナウイルス2(SARS-CoV-2) の変異株

日本では「懸念される変異株」に分類される2種、アルファ株、ベータ株、ガンマ株、デルタ株のニュースが中心となっています。

でも実は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の原因ウイルスであるSARSコロナウイルス2の変異株は、日本で感染者が出たのはWHOラベルのアルファ~ラムダ株までです(2021年8月時点)。

変異株は注意レベルで3つに分類

WHOは新型コロナウイルスを注意レベルで3つに分類しています。

  懸念される変異株(VOC)

  注目すべき変異株(VOI)

  さらなる監視のための警告

懸念される変異株VOC」はいま感染が拡大している原因のウイルスで、「注目すべき変異株VOI」は今後感染拡大の原因に追加されそうなウイルスのようです。

日本では、VOCではアルファ型~デルタ型、VOIではラムダ株が注目されているように感じます。

監視対象は一応注意しておこうレベルで、イプシロン株のように以前感染拡大の原因になったものの淘汰されて今では基本的に見ない変異株もあります。

イプシロン株やシータ株のように、一時期感染拡大の原因になったものの現在は減少したことにより、VOIから注意レベルが下がるようです。

参考:SARSコロナウイルス2の変異株 – Wikipedia

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アルファ株(イギリス型変異株)

アルファ株はイギリスでCOVID-19の流行拡大中に採取されたサンプルから検出された変異ウイルスです(発見は2020年11月、サンプル採取は同年9月)。

アルファ株に対する認識としては一部反対意見はあるものの、

 ・元のSARS-CoV-2よりも感染率が36 %~75 %高い

 ・元の SARS-CoV-2 よりも死亡率が30 %程度高い

参考:SARSコロナウイルス2-アルファ株 – Wikipedia

ベータ株(南アフリカ型変異株)

ベータ株は南アフリカ共和国で最初に確認された変異ウイルスです(2020年10月)。

南アフリカ共和国保険局からの報告では、

 ・有病率は基礎となる健康状態のない若者の間で高い

 ・他の変異株に比べて頻繁に重篤な病気を引き起こす

参考:SARSコロナウイルス2-ベータ株 – Wikipedia

ガンマ株(ブラジル型変異株)

ガンマ株はブラジルで最初に流行が確認された変異ウイルスです(2021年冬)。

ガンマ株には2つの系統、P.1系統とP.2系統があります。

P.1系統はブラジルのアマゾナス州で流行したもの、P.2系統はリオデジャネイロ州で流行したウイルスです。

P.2系統はゼータ株といわれ、P.1系統とは直接関係しないことからリオデジャネイロ州等で独自進化したと考えられています。

参考:SARSコロナウイルス2-ガンマ株 – Wikipedia

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デルタ株(インド型変異株)

2021年2月に発生したインドのパンデミックの第2波の原因となった変異ウイルスで、イングランド公衆衛生庁が感染性を評価していた変異ウイルスの1つでした。

危険度が高いということでアルファ株と同格の『懸念される変異株』に認定、インドの第2波ののちにイギリスの第3波にも波及しています。

イングランド公衆衛生庁の報告では「デルタ株の二次発病率(≒クラスター発生率)がアルファ株より51~67%高い」とあり、また、シンガポール国立感染症センターの報告によると「デルタ株の陽性患者は従来株またはアルファ株の患者よりも肺炎を発症する可能性が高い」とあります。

参考:SARSコロナウイルス2-デルタ株 – Wikipedia

ラムダ株(ペルー型)

2020年12月にペルーで初めて確認され、2021年4月にはペルーのコロナウイルス感染者(陽性者)の8割超がラムダ株の感染者となりました。

  ・最低でも世界30か国に広がっている(日本でも2021年8月に感染者あり)

  ・アルファ株やガンマ株よりも感染力が強い可能性がある

  ・他の株に比べてCOVID-19ワクチンへの耐性が強い可能性がある

参考:SARSコロナウイルス2-ラムダ株 – Wikipedia

新型コロナウイルスが進化すれば変異株は増える

ウイルスは繁栄するために増殖し、増殖する中で突発的にできた感染力の強い株や毒性の強い株が生まれてきました。

感染力が強い、毒性が強いはどんどん増殖するためにウイルスが選んだ進化で、増殖力の高い変異株が勢力を拡大していくのは自然のことです。

変異株は今この瞬間にも生まれ、日本にも入ってきます。

この記事を書いた夜にも、日本で初めてミュー株の感染者が2名見つかりました。

日本の玄関口・成田空港と羽田空港で一例ずつ、このミュー株はWHOが8月30日に命名してVOIに分類したばかりの変異株です。

ミュー株はWHOが「ワクチンの効果に影響を与える可能性がある」と指摘しており、ワクチンの有用性が低下すれば、ワクチンにかなり依存している私たちの安全性は低くなってしまいます。

このように変異株の存在は私たちの安全な生活に大きな影響力があります。

参考:新型コロナ: 変異型「ミュー株」空港検疫で2例確認、厚労省: 日本経済新聞

 END

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