帯状疱疹は水疱瘡の原因と同じウイルスで起きるのに病名が違う理由

妹が帯状疱疹で入院しました。

『帯状疱疹』とは体に赤い発疹が帯のように密集してできることで、大人になってストレス等が原因でなる病気…とまではしっていましたが、入院が必要なほどの病気とは知りませんでした。

今回改めて帯状疱疹について調べてみると、帯状疱疹はウイルス性の感染症で、その原因は水疱瘡を起こすウイルスでした。

しかし原因ウイルスは一緒でも病名が違う…その理由についてまとめました。

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帯状疱疹と水疱瘡の違い

帯状疱疹も水疱瘡も同じ『水痘・帯状疱疹ウイルス』が原因の病気ですが、水疱瘡は初めてウイルスに感染・発症したときの病気です。

一方で帯状疱疹は水疱瘡にかかった後に神経節に潜んでいたウイルスが疲れ・病気・加齢などにより免疫力が下がってきたのをキッカケに再活性化して発症する病気です。

発疹は体だけでなく顔や頭にも出ることがあり、いずれも強い痛みを伴うことが多く、症状は通常3~4週ほど続きます。

発疹が顔に出ると目や耳の症状がでることもあるそうです。

感染経路も違う

水疱瘡は空気感染(飛沫核感染)であるのに対し、帯状疱疹は基本的に接触感染です。

帯状疱疹は水ぶくれの部分に直接触れると移りますが、うつった感染症は水疱瘡になります。そのため水疱瘡経験者は免疫があるので移りません。

一方で水疱瘡ワクチンを2回接種している人でも免疫が不十分な場合は軽い水疱瘡に罹ることがあります。

発症時の症状も違う

水疱瘡は全身にかゆみを伴う発疹ができる病気に対し、帯状疱疹は体の左右どちらか一方にピリピリ刺すような痛みや発疹(水ぶくれ)ができる病気です。

帯状疱疹は50歳を過ぎると罹りやすい

国立感染症研究所によると帯状疱疹は50歳代から発症率が高まり、80歳まで約3人に1人が発症するため、決して珍しい病気ではありません。

帯状疱疹の原因は自己免疫力の低下によるウイルス(水痘帯状疱疹ウイルス)の再活化で、自己免疫機能を高めることができればウイルスの活動を抑制して治すことができます。

しかし抑制が上手くできない場合は神経を激しく傷つけてしまい、帯状疱疹が治っても神経障害が残ってしまうことがあります。

これが帯状疱疹後神経痛(PHN)です。

50歳以上で帯状疱疹になった約2割に帯状疱疹後神経痛が残るといわれ、神経の損傷具合によりますが帯状疱疹後神経痛は6か月から1年以上に患うこともあるそうです。

帯状疱疹後神経痛(PHN)の症状と治療方法

帯状疱疹後神経痛の痛みは特徴的で衣類が擦れるような弱い刺激でも激しく痛むことがあります。

帯状疱疹後神経痛は神経の損傷が原因のものなので他人が見ても理解されにくく、そのため心因性のものであると勘違いされることがあります。

帯状疱疹後神経痛の治療は内服薬によって痛みを和らげるとともに、心理療法や理学療法を取り入れてウイルスの神経の補修が行われます。

しかし、帯状疱疹後神経痛を一度発症すると痛みが完全になくなることは難しいと言われています。

そのため帯状疱疹が発症したら早めに内服薬や神経ブロックを行い、抗ウイルス薬を早期段階で使用してウイルス量を減らすなどの対策が重要になります。

水痘ワクチンが原因で帯状疱疹の患者が増える?

水痘ワクチンは生ワクチンなので、改良して毒性を弱めているものの水痘ウイルスそのものを体内に入れて抗体を作っています。

つまり接種者全員が水痘ウイルスの保菌者になり、そのうち神経節に水痘ウイルスを潜ませたらいずれ帯状疱疹を発症する可能性があります。

つまり水痘ワクチン接種により子世代は将来帯状疱疹に罹る人が増える可能性があるのです。

参考:水ぼうそうウイルスで発症 帯状疱疹、ワクチンで予防|NIKKEI STYLE

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