緑茶、紅茶、中国茶などの『茶市場』が世界的に拡大し、10年前に比べて約43%増加しているようです。
実際に2019年の茶生産量は約6,150万トン、過去最高を記録しました。
【茶市場にとってプラスの要因】
・日常的に茶を飲む習慣のアジア人の人口が増加
・世界的な健康志向が広がっている
米スターバックスは2012年にお茶専門店『TEAVANA(ティバーナ)』を買収。
以後スタバは店内でアレンジティーを販売、それを日本で初めて販売する店舗が六本木ヒルズに7月オープンしました(店名は「スターバックス」のまま)。
参考:STARBUCKS® TEAVANA ™|スターバックス コーヒー ジャパン
日本では近年茶系飲料を提供する『お茶カフェ』が急激な広がりを見せ、3年間で店舗が3倍以上増えています。
日本で人気の飲料はコーヒーなイメージがありましたが、コーヒー市場は2016年にピークを迎えて以来頭打ち状態です。
日本人にとって「お茶を飲むこと」は日常の習慣にあるため『お茶カフェ』の需要は潜在的に高く、タピオカドリンクのように”カフェならでは”のメニューが増加すれば市場はさらに拡大すると期待されています。
<今後の展開>
・台湾茶のカフェ「ゴン茶」が2020年内に71→90店舗に増やす予定
・タリーズコーヒーの「アンドティー」が10店舗目を岡山にオープン
・中国で若者に人気の「奈雪の茶」が日本国内に10~15店の出店を検討中】(2020年7月に1号店が大阪にオープン)
・中国で人気の「喜茶(ヘイティー)」が日本に出店を計画中
『お茶カフェ』のメインターゲットは女性です。
バリエーションの多さと華やかさ、果物などの香り(フレーバー)との相性の良さから紅茶は女性人気が高いと言われています。
ちなみにコーヒーの人気の中心は男性で、ローソンを例にするとマシンによる淹れたてコーヒーの利用客の70%は男性のようです。
一方で同マシンによる紅茶は女性客の利用率が高く、リプトンとコラボした商品(フルーツインティー)は2週間分の在庫を2日で完売した記録があります。
今回はお茶カフェを紹介しましたが、私はお茶はカフェよりも家で飲みたい派です。
バエル茶よりもほうじ茶の方が好き。
そのためは『お茶カフェ』よりも、茶葉専門店や通販の方に興味があります。
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