子どもと庭で遊んでいると私より子どもの方がたくさん蚊に刺されます。【子どもの方が蚊にさされやすい】のは、子どもの方が体温が高く、代謝が活発で汗をよくかくからですが、夏は肌を露出しているので蚊の他にもマダニ・チャドクガ(茶毒蛾)・ハチにも注意が必要です。
夏に刺す虫として蚊はごくまれに感染症の危険はあるものの安全性は比較的高めです。マダニ・チャドクガ・ハチは厄介です。
マダニは唾液や口器が皮膚の中に残るとひどく腫れたり感染症にかかることがあります(肌に付着したらそのまま医療機関に行き専門医にとってもらうこと)。
チャドクガはその体に生えた毒針毛(体毛)に触れただけで赤く腫れたり発疹ができたりします。ツバキやサザンカの木によくついているので、これらの周辺で遊ぶときはよく注意します(5~9月が要注意)。
ハチに刺されるとアナフィラキシー症状がでることがあります。息苦しさなどの異常を感じたら直ぐに医療機関を受診するようにします。
子どもの方が蚊にさされやすい理由
蚊を寄せ付ける物質は【二酸化炭素】と【乳酸】。代謝により二酸化炭素が排出されるので代謝が盛んな子どもの方に、乳酸は汗に含まれているので、体温が高く汗の量が多い子どもの方に自然と蚊が集まります。
虫に刺された場合は直ぐに患部を流水で洗い流し、【ステロイド成分や抗ヒスタミン成分が入った虫刺されに効く薬】を塗ります。翌日になっても刺された痕が腫れて痛むようだったら医療機関を受診した方が安心です。
子どもは外遊びが好きなので虫さされをゼロにすることはできませんが、虫よけスプレーを使えば虫に刺されにくくなります。
【子ども用虫よけスプレー】ならば『プレシャワーDF お肌の虫よけ ミスト 無香料(200ml)』がオススメです。信頼できるKINCHO(大日本除虫菊)の製品であり、【有効成分イカリジン配合】で蚊・マダニ・ブヨ(ブユ)など夏の外遊びで気になる虫に優れた虫よけ効果を発揮します。
嫌なニオイがなく小さな子どもから使用可能(汗をかいても何度も塗り直しできる) |
ミストタイプの飛び散りが心配ならばジェルタイプがおすすめ。薬剤を吸い込む心配がないので小さな子どもにより安心して使用できます。 |
【イカリジン(または「ピカリジン」)】とは昆虫などの忌避剤として使用される化合物で、常温では無色液体なので洋服の上から使用できるスプレーもあります。イカリジンは昆虫の感覚を鈍らせてヒトなど吸血源の認知を阻害します。
パウダーフリーで白くならないので洋服にふきつけられます |
イカリジンが開発されたのは1986年。西ドイツのバイエルがディートに代わる忌避剤として開発されました。ディートのような皮膚刺激性がないため、ディートに代わる忌避剤として注目。アメリカ疾病予防管理センターが西ナイル熱ウイルスや東部馬脳炎を媒介する蚊の忌避剤としてイカリジンをあげています。
プレシャワーDFはミストタイプもジェルタイプもどちらもイカリジン含有率は5%。肌に浸透する成分とその量を考慮すると、忌避剤として最低限の使用量と思われます。
2006年のコンシュマーレポートによると7%の溶液ではヤブ蚊に対して忌避効果なしでした(イエカに対しては2.5時間の効果あり)。デング熱やジカ熱の注目を受けて厚生労働省は2016年にイカリジン15%配合の高濃度虫よけ剤の開発を急がせ、フマキラーが15%配合の忌避剤の緊急発売を発表したという過去があります。
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