乾燥する関東の冬が終わったというのに、子どもが肌のかゆみを訴えています。
これは冬の間に保湿が不十分で肌が乾燥して肌のバリア機能が低下して、そこに花粉など外的刺激で炎症を起こしているからだそうです。
かゆくなった肌を掻いてしまうと肌を守るバリア機能をますます壊し、肌は余計敏感になってかゆくなってしまいます。
肌にも保湿機能がありますが、春は肌の保湿機能だけでは足りず、クリームなどで保湿する必要があります。
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子どもの肌は乾燥が原因の刺激で肌あれしやすい
思春期を迎える前の子どもの皮膚は、大人に比べると薄くて、赤ちゃんは大人の半分ほどしかありません。
子どもの薄い肌は水分を保つ力が弱く、外的刺激から肌を守るバリア機能が未熟です。
そのため子どもの冬の肌は乾燥した空気の刺激、ファブリック製品や化繊衣料に発生しやすい静電気の刺激で、簡単に炎症を起こしてしまいます。
肌がかゆい時点で肌はすでに炎症を起こして傷ついています。
傷ついた子どもの肌には低刺激性の保湿クリームを使った方が良いです。
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赤ちゃんの肌にも使える、低刺激性の保湿クリーム3選
・パックスベビー ボディークリーム
・ベビーミルキークリーム
・アルテナチュラル
パックスベビー ボディークリーム
リピーターが多い「パックスベビー」のボディークリームは、無香料で無着色、合成化学成分を一切使用していない保湿クリームです。
乾燥を防ぐための油分には、ヒトの皮脂に近くて馴染みやすいマルミトオレイン酸を多く含む「マカデミアナッツオイル」が配合され、赤ちゃんの肌にも馴染みやすく使用感がさっぱりしています。
他にもホホバ油やスクワランなどの保湿成分が配合されています。
乳児湿疹が出てしまった赤ちゃんに使用して良くなった例もあるそうです。
ベビーミルキークリーム
ベビーミルキークリームは日本の皮膚科専門医により作られた保湿クリームです。
「ママの胎内環境」を目指して開発された低刺激性の、産婦人科や保育園でも採用されている信頼性の高い乳状のクリームです。
保湿成分は天然素材で、黒砂糖などの植物から採取したオリゴ、エクストラオリーブ、オーガニックアルガンオイルなどが配合されています。
アルテナチュラル
アルテナチュラルは医薬部外品のよもぎクリームで、京都のカワラヨモギエキスが配合されています。
肌トラブルの原因の多くは肌の乾燥であることから、保湿力の高いヒアルロン酸を加えて子どもの肌を乾燥から守ります。
さらっとした使い心地で、乳幼児やママのスキンケア用品として採用する産院もあります(おむつかぶれや湿疹にも効果を発揮)。
アルテナチュラルは天然成分にこだわり、防腐剤として天然薬のチョウジエキスを配合しています。
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保湿クリームは入浴後3分以内につける
・お湯で肌の潤いを保つ皮脂などの保湿成分が洗い流される
・体温が上がっているので肌の水分が蒸発しやすい
・タオルで拭く摩擦で肌が傷ついてしまう
このように入浴後の肌はバリア機能が低下しているので、入浴後3分以内に保湿クリームを付けます。
長くても10分以内につけます。
入浴によって血行がよくなるため、肌が痒くなる子どもは多いです。
我慢できずに掻いてしまうと肌がより傷ついてしまうので、できるだけ肌のかゆみを抑えられるように、
・お湯の温度は40℃以下にする
・保湿効果のある入浴剤を使う
・泡タイプのボディーソープを使って肌への摩擦を減らす
お湯の温度は40℃以下、39℃以下にすると自律神経のバランスが整って肌の保湿機能が高まります。
保湿効果のある入浴剤として、セラミド・ヒアルロン酸・アミノ酸が配合されているもの、個人的には「キュレル」(花王)がおすすめです。
キュレルはセラミド成分が配合されています。
入浴剤が配管を汚す可能性があるので、入浴剤を入れる前に給湯器の「自動湯はり機能」や「追い焚き機能」は切っておくことをおすすめします。
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かゆみが強くて我慢できない、皮膚科を受診
かゆみが強くて我慢できないときは、皮膚科を受診して医療品での治療を試みます。
たかが肌荒れと軽視するのは危険です。
子どもの柔らかい肌は軽く掻いただけでも傷つき、炎症を悪化させて重症化させます。
乾燥による肌荒れに対して、多くは炎症を抑える「ステロイド剤」、保湿力の高い「ヒルドイト」が処方されます。
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