天気予報によると1週間ほど雨が降らないようなので、ウッドデッキの再塗装をしました。約2年間放置していたため紫外線・雨・摩擦でボロボロです。塗装の完全乾燥には1日以上かかるので天気予報の事前確認はとても重要です。
表面の撥水効果が残っていると色むらや定着不良の原因となるので、表面を軽くグラインダーで削りました(旦那が)。塗装面から近い壁や、色を着けたくない金具などは段ボールやマスキングテープなどでガードしておきます。
予算を組んでしっかり計画して制作したウッドデッキはヒノキ材ですが、創作意欲がわいて作ることを急遽決めた室外機カバーはSPF材。SPF材はヒノキ材にくらべて反りやすく、割れもけっこうありました。
スポンサードリンク屋外の塗装が劣化(ヒビ・剥がれ)の要因
屋外の木材に塗った塗装が劣化する主な要因は「日当たり」「雨」「歩行などによる磨耗」の2つです。
木材専用メーカーのサイトによると、長い目で見たとき第1回目の再塗装のタイミングが重要とのこと。初めて塗装した木材を屋外でしばらく使用すると木材の収縮による細かな割れが発生し、紫外線などの影響で表面が劣化します。この少し劣化しかかったタイミングが1回目の再塗装に最適なタイミングと述べています。
つまり上の写真のようになった状態ではかなり遅い感じです。
ウッドデッキならば約半年、フェンスなどは約1年半後が目安です。このタイミングの再塗装は村になりにくく、塗料も深く浸透するので次の再塗装までの期間が長くなるそうです。
【塗装し直すタイミング(目安)】
- ウッドデッキなどの日にあたる面は1年に1回
- フェンスなどは3年に1回
- 直射日光がほとんど当たらない面は4~5年に1回
- プランターは2~3年に1回(土を出したタイミングで)
- デッキの床下や裏面などは再塗装の必要はない
再塗装には屋外用のステイン塗料が良い
塗料には「溶剤による分類」「塗料の定着のしかたによる分類」「使用場所による分類」の3つの分類方法があります。最後の使用場所による分類は、『屋外用』か『屋内用』かに分類されます。
溶剤による分類
水性塗料 | 油性塗料 |
顔料を溶かしている液(溶剤)が水なので安全で扱いやすい。水分の蒸発で顔料が定着するので刺激臭はほとんどないため近所迷惑になりにくく使いやすい(完全硬化後は水にも流れない)。 毛羽立ちやすく、塗装面がペタッとした印象になるため仕上がりは油性塗料に劣る。 | 顔料を溶かしている液(溶剤)が乾性油(シンナー)なので刺激臭がある。有害物質を揮発しながら定着するので十分に換気をする必要がある。再塗装ではシンナーが必要など扱いが難しい。 毛羽立ちにくく、木目を生かした塗装ができるので仕上がりは水性塗料より優れている。 |
塗料の定着のしかたによる分類
含浸型塗料(ステイン塗料) | 造膜型塗料(ペンキ) |
木材に浸透して定着するタイプの塗料。塗料は浸み込んでしまい表面に膜を作らないので木材は湿気の放出・吸収ができる。再塗装のときには洗浄後そのまま塗装しても問題ない。 表面に強い膜がないので磨耗に弱くウッドデッキなどのよく歩く部分の塗装が取れやすいが、膜を形成して内部の含水量を高めて木材の腐朽させやすい造膜型塗料よりも屋外用木材の塗装に向いている。 | 表面にしっかりとした塗装の膜を作るタイプの塗料。木目が隠れるので掃除はしやすく、湿気が放出されにくいので木材が反りにくい。 この膜は紫外線や水でひび割れたり剥がれたりしてしまう。塗装が劣化した場合は塗装を完全に落としてから再塗装をする必要がある。 |
屋外で利用する木材に必要な防腐と防虫
腐れや害虫による被害は手がつけられなくなってから補修駆除工事をしても手遅れです。この状態になると手も付けられず、これ以上の悪化を防ぐこともほぼ不可能です。
大事なのは予防(事前に手をうっておくこと)です。被害がおきてから対策を考えるのではなく、予防と言う考えが大切です。
ウエスタンレッドシダーや、スギ・ヒノキなどの「ソフトウッド」は白アリ被害にあいやすいので防虫剤や防蟻剤をきちんと木材に染み込ませながら使うことになります。
絶対にシロアリ被害にあわないウッドデッキを作るならば木材はハードウッド(イぺ・アイアンウッド・イタウバ・サイプレスなど)を選ぶと良いですが、DIYで使うにはちょっと(かなり)高価なのが難点です。
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