ラグビーW杯日本代表の奮闘に感動した旦那は、栄養ドリンクをリポビタンDに変更しました。それまではHondaのF1を応援するまでにレッドブル派です。実はこの2つ、消費税率が違うことに気づき、医薬部外品とは何かを中心にまとめました。
ちなみにラグビー。史上初ベスト8になった日本代表に我が家は首ったけ。もともと熊谷市で試合の一部が開催されることもあり注目度は高かったのですが、日本チームの善戦に毎回手に汗握っています。
5歳の娘はリポビタンDのCMソング「兵、走る(B’z)」がお気に入り。耳コピで歌詞をテキトーにそれっぽく歌っては楽しそうに踊っています。この曲がW杯会場でかかったとき、日本人だけでなく外国からの観戦者にも「ラグビーのための曲」と好評だったそうです。
スポンサードリンク医薬部外品と清涼飲料水の違い
レッドブルは『清涼飲料水』なので軽減税率対象の飲食料品に含まれ消費税率は8%です。一方で、リポビタンDは『医薬部外品』なので飲食料品に含まれないため消費税率は10%です。
同じ「栄養ドリンク」という認識でしたが、「 医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律 (薬機法)」では栄養ドリンクは医薬部外品と清涼飲料水のいずれかにきっちり分類されます。
栄養ドリンクは医薬部外品の方が効果がある
栄養ドリンクを差し入れるときは、一般的に「医薬部外品」の方が疲労回復や風邪予防の効果が見込めます。
そもそも「医薬部外品」とは医薬品と化粧品の間のもので、人体に対して緩やかな作用(予防効果、不調に対する僅かな改善効果)があるものです。効果は医薬品より緩和されていますが、化粧品や清涼飲料水よりは有効性が確保されています。
※薬用化粧品は医薬部外品に分類される
「医薬部外品だから効く」で正しい
以前栄養ドリンクのCMで「医薬部外品”だから”効く」というキャッチフレーズに対し、「医薬部外品”なのに”効く」の間違いではないかという意見が多く見られました。私もそう思っていた1人です。
今回栄養ドリンクについて調べ、栄養ドリンクは「清涼飲料水」と「医薬部外品」のどちらか、医薬部外品の比較対象は医薬品ではなく清涼飲料水。つまり「医薬部外品だから効く」は正しい表現だということが分かりました。
医薬部外品は2009年にどっと増えた
- 吐きけその他の不快感又は口臭若しくは体臭の防止
- あせも、ただれ等の防止
- 脱毛の防止、育毛又は除毛
- 人又は動物の保健のためにするねずみ、はえ、蚊、のみ等の駆除又は防止
これらのいずれかを目的とし、かつ、人体に対する作用が緩和な物であって機械器具等でないものが医薬部外品になります。
2009年10月の薬事法改正により、厚生労働大臣の指定があれば医薬部外品に該当されるようになったため医薬部外品がどっと増えました。大臣の指定で医薬部外品になったものは「指定医薬部外品」と言われています(指定医薬部外品は次のようなものが多い)。
医薬部外品はどこでも購入できる
医薬品には医師の処方箋をもって薬局(またはドラッグストア)に行かないと入手できない「医療用医薬品(処方箋医薬品)」と、医師の処方箋がなくても薬局(またはドラッグストア)で買える「一般用医薬品」(第一種~第三種)があります。
医薬品は、このどちらであっても薬局またはドラッグストアでしか買えません。一方で医薬部外品はどこででも、コンビニやスーパーマーケットでも買えます。
「医療用医薬品(処方箋医薬品)>一般用医薬品>医薬部外品」が効き目(薬としての効果)順です。薬と毒は紙一重なので、毒になり得る効果の高い薬は厳重に管理され、毒にもならない効果の低い薬は扱いが雑です。
雑ですが手軽に入手できることで風邪を初期段階で治療するのに栄養ドリンクは大変役に立っています。栄養ドリンクには風邪の原因菌を倒す効果はありませんが、体力を回復して原因菌に負けない体作りが短時間でできるからです。
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