男衾駅近くにある約300年前の古民家を改修したイタリアンカフェ「SORA」のランチを楽しむ

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妹とオモチャの引っ張り合いをして首を痛めた長女を整形外科に連れて行って、お昼過ぎに診察が終わったので幼稚園はそのまま休み、お昼ご飯を女3人で食べに行ってきました。

「パスタが食べたい」という長女の希望に応じ、寄居町にあるイタリアンレストラン『SORA』に行ってみました。国道254を外れたところにあるお店で、「…こんなところにあるの?」な場所にあるお店でした。

SORAの最寄駅は男衾。読めたらすごいと言われる難読駅名で、gooランキングで「知らなきゃ絶対に読めないと思う関東地方の難読駅ランキング」で第一位になりました。

男衾(おぶすま)駅は埼玉県大里郡寄居町の大字富田にある東武鉄道東上本線の駅です。男衾という地名は古代の武蔵国にあった男衾群に由来します。1955年までは男衾群男衾村が存在していましたが、大里郡寄居町に合併したため、男衾の地名が残らなくなりました。現在では駅名と、小中学校の一部に名前が残っているのみになっている貴重な名前なんです。

「男衾」これ読める?読めたらスゴイ関東の難読駅名ランキング |gooランキング

この数少ない男衾の名残の1つである「男衾中学校」は陸上の設楽悠太選手の出身中学だったりします。

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築300年の木造住宅でイタリア料理を楽しむ

日替わりメニューの1つ、秋茄子とズッキーニとハーブ鶏のパスタ

寄居町男衾にあるイタリアンカフェ「SORA」に行ってきました。Googleマップで「近くのイタリアン」と検索して見つけたお店で、ナビに従っていくと店舗は意外な外観で登場しました。

イタリアンカフェとは思えない外観でうっかり通り過ぎてしまいそう

…日本むかし話?

築約300年の豪農の家(屋敷?)を改築した古民家カフェです。数年前に最後の持ち主が亡くなり、取り壊しの声もあったものの「もったいない」ということでカフェレストランにリノベーションしたそうです。赤松の立派な梁にお目にかかれます。

ランチは単品で約1,000円(税込)が目安。デザートなしのランチセット1,400円(税込)、デザート付きランチセットで1,600円(税込)です。お手軽かどうかは個人差がありますが、私としてはちょっと高めなランチをしました。

店内は30~50代の2人連れ女性客だらけ。子ども付きは私だけ。子ども用のイスや取り皿もあるので子連れでも問題ありませんが、味付けが本格的でやや大人向き。ちょうど日替わりランチにチーズのピザがあったので助かりました(無ければ別のお店に行ったでしょう)。

かつて男衾は生産力が高く人口が多い郡だった

「男衾」は難読駅名の1つで「おぶすま」と読みます。 今は地名からは消え、駅名と小中学校などわずかに名残が残るだけですが、この「男衾」は、奈良・平安時代から江戸時代末まで寄居・深谷・熊谷・比企郡域の町村を含む郡名でした。

「男衾」という文字は奈良時代から使われていて、奈良県の正倉院には男衾郡から税として納められた麻布「男衾」が伝わっています。

奈良時代の埼玉県は武蔵国に属していて15の郡に分かれていました。郡の格付けは大・中・小・下に分けられていて15の郡の大半は小か下でしたが男衾は中郡に格付けられていました。当時の男衾郡は生産力が高く、人口も多い豊かな地域だったようです。男衾郡にはそれを裏付ける遺跡も多く残り、経済面・文化面でも先進していたことが見受けられます。

この男衾は鎌倉幕府の創幕功臣の1人・畠山重忠の領地です。畠山氏は武蔵野国周辺で有力武士団を率いた代表格「坂東八平氏」の家門の1つである秩父氏の流れを組む一族です。畠山重忠は武勇の誉れ高く、清廉潔白な人柄で「坂東武士の鑑」と称されました。頼朝に重用されましたが、頼朝の没後は執権・北条時政に嫌われ子どもと共に討たれてしまいました。

畠山重忠の死後は男衾の名前は縮小して聞かれなくなりましたが、近年は難読駅名として注目されるようになっています。

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