楽天証券では100円から1円単位で買える投資信託商品が多いため、私は1週間の予算を決めて家計をやりくりし、余った全額で投資信託の商品を買っています。先週は1,290円分購入しました。
このたび長女のおこづかいの一部を20歳未満を対象とした未成年口座(楽天証券)で運用することとなり、やや勘で始めた投資信託の基礎的なところは押さえておこうと思いました。
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投資信託はプロが値上がりの期待できる銘柄を組み込んで作った金融商品で、運用もプロがしてくれる。そのため専門知識がなくても気軽に始めることができます。
投資信託は買付金額を自由に決められる
「100株買うために〇〇円必要」という株式とは違い、投資信託は投資に使う金額を自由に選ぶことができます(「100円以上1円単位」のように買付金の設定条件は多少ある)。
少額からの資産運用ができるのが投資信託の強みです。但し、投資信託は注文してすぐに購入できず数日間のタイムラグが必ず発生するので、注文時と取得時のファンドの単価は多少なりとも異なります。
買付金の金額から指定したファンドの購入口数が決まります。例えば買付金額1,000円の場合、取引価額20,000円のファンドならば0.05口買うことができます(税金や手数料は計算外とする)。
楽天証券ではホームページ(トップページ)に買付可能額が表示されます。買付可能額が5,000円で、あるファンドを1,000円分注文すると買付可能額から1,000円が預り金に移行して買付可能額は4,000円に変わります。
買付可能金額は銀行振込等で増やすことができる
楽天証券にある資産のうち買付可能金は現金と同じです。
ファンドの買付に利用する他に、本人名義の銀行口座に振込む(出金する)こともできます。逆に、銀行口座から証券会社の口座に振込んで買付可能額を増やすこともできます。
買付可能額を増やす方法の1つとして分配金の受取があります。ファンドによっては年に1回~12回の頻度で分配金が出ます(ファンドの運営方針や運用結果により分配金が発生しないファンドもある※)。買付時にはこの分配金の取扱いを選択する必要があります。
- 【受取】総合口座に分配金が入金されるので定期的な収入として期待できる。日常生活の出費への対応や別の金融商品への投資などに充てることが可能。
- 【再投資】得られた利益をそのまま再投資することで購入時手数料の負担や購入手続きといった手間をかけることなく利益がさらに利益をうむことが期待できる(複利効果)。
※分配金はいわば身を切る策なので、分配金が出た後は基準価格が(大きく)下落することが多いため、分配金が出ないことは必ずしもデメリットではない
投資信託は申込→約定→受渡の3ステップで取引成立
リアルタイムの価格で取引が即時成立する株式とは違い、投資信託は注文したその日の基準価額で取引が成立しません。投資信託の取引には「申込」「約定」「受渡」の3ステップがあり、取引単価は申込日の当日・翌営業日・翌々営業日いずれかの基準価額で行われます(ファンドによる)。
投資信託の基準価額は1日に1回だけ変わります。 「いつの基準価格が取引単価になるか」は各ファンドの情報(詳細情報)で確認できます。一般的に国内市場のみのファンドは申込日当日、海外の市場も対象となっているファンドは申込日翌営業日以降の基準価格が取引価格になるというケースが多いです。
投資信託の申込日は注文時間で1営業日変わる
証券会社の営業日の締切時間までに注文した場合は当日が申込日になります。営業日の締切時間を過ぎて注文した場合は翌営業日が申込日になります。注文時に設定した買付金は預り金となります。
また、売買注文後でも締切時間までは注文取消し(キャンセル)ができます。
多くの証券会社では基本とする締切時間を定めていますが、ファンド(銘柄)によっては個別に設定していることがあります。取引価額に影響があるので各ファンドの情報(詳細情報)で確認してから取引する方が良いです。
約定日の基準価額が取引額となって注文が確定する
投資信託の約定日とは、投資信託の買付注文が確定する日(申込価額が決定する日)です。買付注文が確定するだけで代金の支払いは未だありません(注文と同時に代金相当額は預り金として拘束されているので自由にはできない※代金に合わせた口数が買われるので預り金の返金は原則ない)。
※約定日はファンドの買い付け注文時または買付注文後の注文照会画面に明記されます。
設定した買付金で何口買えるかは約定日の基準価額によります。国内が投資対象のファンド(銘柄)の場合は申込日=約定日となることが多いですが、投資対象に海外市場が関係する場合は時差や為替レートの関係等で約定日は申込日の翌日以降になることが多いです。
※ファンドの投信休業日や国内・海外の休場により約定日が遅れることもあります。
受渡日に代金を支払いファンドを保有し始められる
投資信託の受渡日とは、買付注文が成立した(約定した)投資信託の代金を支払う日です。代金の精算が終わった段階で取引は終了になり、買付金に相当する口数のファンドが保有商品となります。
※受渡日はファンドの買い付け注文時または買付注文後の注文照会画面に明記されます。
少額チマチマ投資は買付手数料0円を選ぶとよい
投資信託の場合、ファンド(銘柄)ごとに次のような手数料が発生します。また、一部ですが原則換金できない期間(クローズド期間)が設けられているファンドもあります。
- 【買付手数料】ファンドを買い付けるときに負担する費用
- 【ファンドの管理費用(信託報酬)】ファンドの運用や管理にかかる費用(信託財産から徴収されるため直接的な負担はない)
- 【信託財産留保額(換金手数料)】投資信託を途中で解約するときにかかる費用(換金された中から徴収されるため直接的な負担はない)
少額をチマチマ投資していく場合に重要となるのが買付手数料です。最近はゼロ円のものが増えています。細かくでも毎回とられていたら結構な額になってしまうので、少額チマチマ投資をする人は買付手数料0円のファンドがオススメです。
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