私はいま月曜日には2階のトイレを掃除して、翌火曜日に1階のトイレを掃除するというように2回に分けて掃除をしています。基本的に私のトイレ掃除は「ケミカル製品で溶かして落とす」なのでラクチンですが、2回に分けることで負担はグッと減りました。
私の掃除離れの一番の要因は【面倒くさいと思ってしまうこと】です。
”面倒くさい”という気持ちは想像力から生まれます。「〇〇しよう」と思うと頭の中にそのために必要なタスクがズラッと並び、その多さにゲンナリしてしまうのが”面倒くさい”という感情の正体です。
だから私は1階と2階のトイレそれぞれに同じ掃除用具を配置し、使ったらトイレに流してしまう掃除用具を使っています。トイレの汚れを拭いたぞうきんをキレイにしたり、便器内を磨いたブラシをキレイにするのは私にとってとても面倒くさいと感じるからです。
トイレ掃除をグッと楽にしてくれるのが正しい洗剤選びです。洗剤は落としたい汚れに合ったものを選べば、ごしごしと物理的な力を必要とせず洗剤をつけて3~30分間放置するだけでキレイになります。
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トイレ掃除の洗剤は基本的に3種類
通常のトイレの汚れは【中性洗剤】で十分落ちますが、ガンコな汚れを落とすには【酸性洗剤】と【塩素系洗剤】が必要です。但し、酸性洗剤と塩素系洗剤は絶対に一緒に使いません。【酸性洗剤と塩素系洗剤を混ぜると有害ガスが発生】してしまいます。
ガンコな汚れは研磨剤や研磨粒子付きスポンジを使ってゴシゴシ磨けば落とすこともできますが、便器内のコーティングや便座などの樹脂パーツの表面に細かいキズを付いてしまいます。このキズは以後の汚れやカビの原因になってしまいます。
基本的な掃除は流せるシートと流せるブラシ
トイレ用品は使い捨ての方を好んで使っています。雑巾やブラシの場合は使ったあとにきれいにして片付ける必要があるので面倒くさいからです。
使い捨てならば、例えば便の汚れをこすり落として汚れても、その汚れた先端のブラシ部分を外して流してしまえれば片付け終わりです。
流せるシートは「トイレクイックル」(花王)がおすすめ
「トイレクイックル」は弱酸性の洗剤が染み込んでいるので1枚で便器の中から床までトイレ中の汚れをすっきり落とせます。温水洗浄便座にも使えます。
消臭効果の高いミント系の香りで、尿はねのニオイまで消臭されます。除菌もできます。使用後はそのままトイレに流せます。
他のメーカーやプライベートブランドのものも試しましたが、シートの厚みと乾きにくさではトイレクイックルが一番です。価格は他に比べて高めですが、シートも真ん中で半分に切れる破線があるので1枚でトイレ中を掃除でき、その質の高さから【トイレクイックルは一番コスパが良い】です。
「流せるトイレブラシ」(J&J)は画期的な発明品
私はトイレの便器を洗うブラシの汚れを嫌だったので、「流せるトイレブラシ」の登場はセンセーショナルで即買しました。
「流せるトイレブラシ」は中性の濃縮洗剤付きなので別に洗剤を用意する必要はありません。1回ごとの使い切りで、掃除が終わったらそのまま、ワンタッチで簡単に外せるので手で触れる必要なく、トイレに流せてしまえます。専用ホルダーが付いているので立てかけて保管できます(受けもあるので床は濡れない)。
トイレに流せる紙製のブラシですが、特殊な不織布で表面がデコボコ加工されているのでしっかり汚れを落とせます。便器のフチの裏側の汚れにも届くようにハンドルの形が工夫されています。

「流せるトイレブラシ」にはブラシ部分のみの詰替え商品がありますが、一度開封すると口が開きっ放しで保管方法に悩みます。さらに使うたびに1個1個切り離すのも面倒です。
だから、一度開封したら全部切り離してからケースに保管しておくと良いです。私はSeriaで買ったケースに入れて保管しています。12個入ります。
「尿石落としはサンポール」という定説を覆す洗剤が続々登場
トイレ特有の汚れが尿石です。
尿石とは尿に含まれているカルシウムイオンが化学的な反応を起こして便器や配管内に堆積したカルシウム化合物で、アルカリ性の汚れです。ガンコにくっついているので「尿石は酸性洗剤で溶かして落とす」が基本的な方法です。
最近の便器は改良を重ねて尿石が付きにくくなっていますが、尿が便器から跳ね返って便座の裏側に付着して尿石になるケースが最近は増えています。ふちレスの便座はこのケースが多いです。
サンポールは便器内および配管の尿石、従来の尿石を落とすのに向いていますが、「ザ・サンポール」なあの甘めのニオイを嫌がるケースも増えています。最近サンポールの一人勝ちだった尿石落とし分野で勢力を伸ばしているのが「茂木和哉」です。
私も尿石落としジェルを買いました。「冷暗所保管」なのがネックですが、その効果は口コミ通りでした。因みに冷暗所保管とありますが、トイレの掃除用品を冷蔵庫に入れるのは抵抗があったので日の当たらない場所で常温保管しています(冷暗所とは常温よりも低い温度が一定に保たれている場所。一般的には15℃以下)。
ふちレス便器のトイレで、便座と便器の間のクッションとなるゴムの黄ばみが気になる日々。トイレットペーパーに染み込ませたサンポールのパックも聞かず、塩素系漂白剤でも漂白できず、ここ2年私の頭を悩ませていた代物です(ひどくなるのも止められず)。


トイレの黒ずみはカビなので塩素系洗剤でしっかり落とす
トイレの便器内にある黒ずみ、特に水が流れた痕に残る黒い線のような汚れはカビです。カビの汚れは塩素系洗剤で落とせます。
トイレ用の塩素系洗剤は色々ありますが私は「ドメスト」を使っています。かけて放置して流すだけなので簡単、ドメストはばい菌の除去だけでなく有機物も分解するので黄ばみ汚れも落としてくれます。メーカーは週2回の徹底除菌を推奨していますが、私は面倒なので週1回の掃除のときに使っています。
「ドメスト」を好んで使っている理由はニオイです。塩素系洗剤はあのプールのようなきついニオイがしますが、「ドメスト」はニオイがあまりしません。でも初めて使ったときに中々取れなかった黒ずみ汚れがすっかりキレイになったので効果はばっちりなのは体感しています。トイレを流したときも今までにないほどゴボゴボゴボッと大きな音がしました。
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