普段作業着で仕事に行っている旦那が出張(商談)に行くためスーツを購入しに行きました。スーツ量販店として認知度が高いのは『紳士服御三家』の「スーツのAOKI」「洋服の青山」「紳士服のコナカ」ですが、何の御縁か今まで転々としてきた住まいから常に近い場所にあったのが「スーツのAOKI」だったので旦那は今回もAOKIに行きました。
スラックスのお直しが必要だったので後日私が受け取りに。丁寧に対応して頂いたレジ周辺を見て愕然、「パパ・ママ応援ショップ優待カード(※)」を持っていれば5%OFF、楽天ペイも使えて、さらにホームページ上には利用できた特別割引クーポンもあったのです…ああ、とても損をした気分です。
※「パパ・ママ応援ショップ優待カード」とは自治体が子育て世帯向けに配布しているカード。様々な優待があり、デザインは各都道府県で異なるが全国共通で利用できる。
さて、今回の出張に伴い旦那は「普通のスーツ姿」か「クールビズか」で悩んでいました。クールビズが導入された頃は他社の人に会うときは「普通のスーツ姿」が常識でしたが、今は市役所でアロハ姿が認められる時代…改めてクールビズについて調べました。
「服を着るならこんなふうに」第9巻にはクールビズのときのファッションについて紹介する回(#69)がありました。「身につけるアイテムが減る分…アイテムの質が大事になる」という台詞に男性ならではのファッション意識を感じました。
目次
クールビズのサジ加減は企業や組織の風土で大きく幅がある
クールビズ(Cool Biz)とは2005年に環境省が始めた「夏場の軽装による冷房の節約」を目的としたキャンペーンで、ネクタイやジャケットをつけずに涼しい格好で仕事をすることで夏場の冷房代を節約することが広く企業に浸透しています。
但し、どこまでの格好をクールビズと認めるかは企業や組織の風土によって大きく異なります。
クールビズについては毎年右往左往しています。数年前は「冷房の設定温度は28℃以上」の28℃に特に科学的根拠があったわけではないことが以前騒がれました。2019年は愛媛市役所が25℃設定にしてニュースになりました。
リクナビが調査した人事担当者が考えるクールビズとは?
クールビズの考えが浸透して風土によって差があると分かっているのに、「クールビズで来てください」と言われると普通は悩みます。就職活動中の学生さんならば尚更です。
リクナビが新卒採用に携わる人事担当者に聞いたアンケートでは約半数の人事担当者が「クールビズで来てください」といった経験があるそうで、そういったとき彼らの約6割は「スーツでネクタイなし(ジャケットあり)」を想定、約3割が「スーツでネクタイとジャケットなし」を想定しているという結果がでました。
つまり「クールビズで」と言われたら【スーツ(ジャケットあり)を着てネクタイを外したスタイル】が外れる確率が低いことになります。
クールビズではなく「オフィスカジュアル」の場合は?
”カジュアル”なのでスーツではないけれどキチンとした清潔感のあるスタイルを想定する人が多い結果がでました。具体的にすると次のようなスタイルが好まれるようです。
- シャツは襟付きで、色は白・ブルー系・明るいグレー系(無地またはストライプ)
- スラックス
Tシャツや柄シャツなど普段着に近い格好やジーンズはカジュアル過ぎる。チノパンやポロシャツでもカジュアル過ぎると感じる人も多いようですが、「カジュアル」を指定した時点で気さくな雰囲気を重視するのか、「会う人に失礼のない程度」「社会人としてのマナーがあればいい」という回答も多く見られました。
クールビズ期間中はワイシャツに目が行くので要注意
スーツ用のワイシャツはジャケットとネクタイの着用を前提としているため、ワイシャツのみで着用すると襟がきちんと立たなかったり、シワやよれが普段以上に目立ちます。
しっかりとアイロンをかける、または、クリーニングに出すようにしましょう(プロの手で仕上がったシャツはレベルが違います)。襟が横に開く「カッタウェイ」や、襟の裏に特殊な加工がされたクールビズ用のワイシャツを利用するのも良いです。
綿100%よりもポリエステルが混じった素材のシャツが良い
綿100%のシャツは汗を良く吸いますが乾きにくくシワになりやすいです。クールビズ期間中はポリエステルの混じった素材の速乾性の高いシャツを選ぶとよいです。生地にはりがあるので時間がたってもシワやよれが目立ちません。
また ワイシャツの下に肌着を必ず着用します。襟元から見えにくいU字またはY字の肌着が良いです。肌着を着ずに汗をかいてワイシャツが肌にはりつくと相手に不快な印象を与えてしまうことがあります。
早めの行動と制汗グッズで清潔感を出すと良い
夏の暑い時期は少し外を歩いただけで汗をかいてしまうので、目的地についてから汗を拭いて身だしなみを整える時間が取れる程度の早めの行動をすると良いです。
さらに汗拭きシートなどの制汗グッズを常に携帯し、汗をかいたら使用するのも良いです。ニオイに敏感な人は意外と多いので、無香料のものを選ぶと良いです。
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