「(出産予定日の2週間前だけど)子宮口が開いてるね」
「もう指2本分開いてるよ」という産科医・助産師と相談し、正期産であること、胎児の体重も計算上2500kgを超えているということで陣痛促進剤を打って出産することになりました。
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1人目も陣痛促進剤を使用したことが決め手
普段3歳の娘と2人きりの私は「陣痛が来たら子どもを連れて病院に行く」と考えていたので、旦那と義母に預けてから出産できるという状況に万々歳です
「さて、いつにしようか」
医師らによる”いつ出産させるか”会議が開催されました。訊かれたのは「どんな痛み?」「”おしるし”はあった?」そして「1人目の出産状況(特に陣痛促進剤を使うことになった経緯)」です(出産希望日も訊かれましたが)。
「痛みは?」
「股の骨がギシギシするような痛みです」
「間隔は?定期的?」
「6~8時間に1回、寝ている間はわかりません」
「下腹部が絞られるような痛みは?」
「ありません」
「おりものは?」
「妊娠初期から時々黄色いおりものが出ます」
「妊娠する前はなかった?」
「あまりなかったと思います」
「おりものにここ数日で変化ある?」
「特に感じません」
「”おしるし”は?おりものに血は?」
「血は混じってません」
と、まあこんな感じです。
テキパキと聞いてくれる助産師さんなので、こちらも余計な主観を混ぜずに必要な情報を伝えられたかなと思っています(助産師さんの納得した表情から判断)。
あっさりと入院日が決まって、やや現実味のないまま帰宅して、急展開にビックリする旦那を見ながら今後の予定をたてました。そしてその夜…白くデロッとしたおりものに血が
「”おしるし”!?いや、でも触診したから?」
運悪く土曜日の夜(翌日曜日は休診日)なのでネット(妊娠情報サイト)に頼ることにしました。
分娩が近づくにつれ子宮口が開いてきますが、その際に子宮筋と赤ちゃんを包む膜がずれることで生じる、ピンクまたは茶色で血が混じった粘り気のあるおりもののことをいいます。
おしるしに気づくと、陣痛まで数時間という人もいますが、通常は1日から2日程度の時間があきます。
参考:医師監修「“おしるし”ってなに?ーいつ発生するの?気をつけるべきことは?」(Medicommi)
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具体的に書いてくれている数少ないサイトです。
他の情報サイト(医師監修記事)では「真っ赤な鮮血から褐色の血ががつく」、「血の量は少しだけ」、「ナプキンが必要なほど血がでることもある」…最終的に『個人差あり』で締めています。
また”おしるしから陣痛”までの期間(猶予)”についても「当日~1週間後が多い」…これも『個人差あり』で締めています。
しまいには「おしるしと内診(触診)の刺激による出血は見分けがつかない」「場合によっては異常出血の可能性あり」と…つまり全可能性を網羅されただけで、何の解決もできませんでした
健診に行く前に股のあたりがズキズキ痛むと旦那に言ったら
「それって”陣痛”?」
「さあ…ただ、痛いのは分かる」
「まあ、そうだよね」
「まあ今度の健診で言っておいたら?」と言って片付けてくれた旦那に感謝しました(その結果、上記の急展開に仰天することになるのですが)。
ここで「1人産んでいるの分からないの?」と訊かれたらムカッとしたに違いありません。そんな旦那に「(陣痛について)ネットで調べてみたら?とか言わないの?」と興味本位で聞いてみたら
「痛みの表現なんて人それぞれだろ」
”鼻の穴からスイカを取り出すような痛み”とか”ロケットが背中を登っていくような痛み”とか体験しようもないこと分かるわけないじゃん、と一笑にふされました。
「結局、『個人差あり』で片付けられるんだし」
「それなら直ぐに医者に相談した方が良い(今までの検査結果、情報、経験がある)」と、ばっさりとネット情報を切り捨てていました。
今は”困ったら直ぐにネット”という時代です。
単語の意味、計算式、法律などのように、誰もが同じように捉える事象についてならばネット情報は有益ですが、病気や妊娠のように個人の感覚によるものをネット情報に頼るのって怖いです。
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自分や仲間内の情報(体験談あり)を”世の中の常識”にまで昇華していることが多い
【了】
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