子どもは遊ぶことで【大人になるため】に必要な非認知能力を発達させる

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4月になり長女は年中になりました。娘の通う幼稚園は毎年クラス替えがありますが、新しい環境に馴染みながら先生やクラスメイトと仲良く遊ぶ娘に頼もしさを覚えます。

環境順応力の高さに年齢は関係ありません。環境順応力には『非認知能力』が大きく関わっています。非認知能力は本人も含めて誰にも発達具合が分かりませんが幼少期の体験、特に幼少期の【遊び】の経験が大きく影響すると考えられています。

子どもたちはこれから環境の変化が連続して起こります。環境が変化する中で自己を保ち発展させていくには非認知能力の成長が重要となります。

参考資料:あんふぁん埼玉版5月号 河邉教授(教育学科)監修「遊びを通して学びを発見」

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遊びながら社会のルールを体得していく

  • 自分からやってみたいと思うこと
  • やっていて楽しいと感じること
  • やり遂げた満足感(達成感)

以上が遊びの本質です。子どもは遊ぶことで「見通しを立てる力」や「最後までやり通す力」など様々な能力を体得していきます。大人が先回りして正解(だと思えること)を教えてしまうと、子どもは能力を身に付けることができません。

幼稚園は先生や友だちと関わるところ

幼稚園で子どもは『人との関わり』を体験します。幼稚園に入園した頃の子どもたちの多くは一人遊びが中心となりますが、先生や友だちから影響を受けて興味の幅が広がっていきます。

  • 【年少】一人遊びから始まり同じことをする楽しさを知る
  • 【年中】役割を決めて友だちと一緒に楽しむ
  • 【年長】一つの遊びを通して世界を拡げる

(子ども本人が定めた)目標がうまく達成できないと、子どもは同じことをずっと繰り返したり、遊びの手がとまってしまうことがあります。そんなときは保育者が上手にサポートすることで先に進むことができます。

目標が達成できれば子どもはさらに一歩先に進んだ目標を立てることができます。遊びの質が一段上がり、徐々に高質な遊びを身につけることができます。

子どもにとって大切なのは「目標を立てる→試行錯誤して達成→目標を立てる→試行錯誤して達成…」を繰り返して非認知能力を向上させることです。

非認知能力は誰にも計れない大事な能力

私たちは目に見えて分かりやすい「認知能力」(一般的に「頭がいい」と認識される能力)にばかり目がいってしまい、次のような「非認知能力」を軽視しがちです。

非認知能力とは?

  • 目標に向かって頑張る力
  • 自己肯定感といった自分を認める力
  • 他者への思いやりやコミュニケーション能力

以上のような内面的な心の力を【非認知能力】といい、人間として生きていく上でとても大切な力です。

非認知能力は<本人も含め誰にも分からない能力>です。反対に、認知能力とは「文字が読める」「計算ができる」などIQで計ることができる目に見えて分かりやすい能力です。

非認知能力は幼少期の遊びの中で養われる

非認知能力は幼少期の遊びの中で、興味を覚えて自発的に動き(自発性)、試行錯誤して成功に向かって努力すること(意欲)で養われます。

「頭がいい」と評価される元となる認知能力の向上にも、非認知能力が重要な役割を占めています。

新しい環境で自分の居場所を作ることができる

自己肯定感の高い子どもは新しい環境で自分の居場所を作る力に長けています。これは子どもだけでなく大人にも言えることです。

幼稚園に通う子どもたちは小学校に入ると今まで作り上げてきた人間関係がすべてリセットされてしまい、イチから作り上げる必要があります。

小学校に入学する前に身につけたいこと

  • 自分の考えを人に伝えることができる
  • 親、先生、友だちの話を聞くことができる
  • 最後まで諦めずにやり通すことができる

幼稚園に子どもが通う約1,200人の親に「小学校に上がる前に幼稚園で身につけてほしいこと」を聞いたところ、上の3つの意見が多い結果がでました。

― 小学校に行ったらこうなって欲しい ―

小学生になったからすぐにできるわけではありません。幼稚園時代に遊びを通して色々な感情を体感することで、非認識能力と認識能力を高めり小学校での学びにつなげることができます。

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