小学生の子どもが「年賀状の書き方」を学校で習い、母宛てに出していました。
私たち親の方が年賀状に無頓着で、「来年は寅年だよ」と子どもに言われて干支を知り、そろそろ年賀状を準備するかなぁと考えるレベルです。
年賀状については毎年「そろそろやめよう」と思いながらずるずると続いています。
面倒だし、そこそこ費用もかかるし。
しかし30~40代の友人が多いと引っ越し・結婚・転職とライフスタイルの変更が多く、近況報告も兼ねると意外と大事なツールだったりして辞めかねています。
ちなみに、ある調査によると年賀状を出す予定は55%(2016年にリサーチバンクが全国の20代~60代を対象にした調査)。
そのうち3割の人が10~30枚ほど出す予定とのこと。
今年は様子を見ながら作成しようと思うので、1枚から作成可能というセブンイレブンのネットプリント&アプリで年賀状を作ろうと思います。
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年賀状の必要性は自分で決める
年賀状の必要性はひとそれぞれで、出す/出さないは各家庭で考えるべきことです。
年賀状不要論は年々強くなっていますが、年齢や社会的立場が上の人、古くからの習慣を大事にしている地域の人たちにとって「年賀状は出して/もらって当たり前」というように一般常識になっているので不要論の押し付けには注意が必要です。
疎遠になっている人と縁がつながる
年賀状を続けている人には「疎遠になるのを防ぐため」という人が多いです。
普段会えない友人、恩師、過去にお世話になった人など普段はあまり連絡を取ることがない人でも、年賀状というキッカケがあれば縁が切れずにつながっていられるとのこと。
人の縁は大事ですから、この意見には賛成です。
友人以外には年賀状を出した方が良い
新年の挨拶をLINEなどのSNSでする人も増えていますが、新年の挨拶を大切なけじめと考えている人も多くいます。
失敗談を検証した結果、友人といった気安い間柄ではない人には出しておいた方が良いようです。
結婚や出産の報告のキッカケ
20代後半になると「結婚や出産などの報告がしにくい相手」が高確率で現れます。
でもいずれはバレる。
そのとき気まずくなるのを防ぐのに一役買うのが年賀状だという人が比較的多いです。
ちなみに事後連絡ではなく、「来年には結婚する予定」「来年には子どもが生まれる予定」と事前連絡が安牌だそうです。
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新年の挨拶は大事な習慣である
年賀状不要論の強まりと同時に年始の挨拶を軽視する傾向がありますが、「言祝ぐ」という言葉があるように新年の挨拶は大事なお付き合いです。
不要論は年賀状であって、新年の挨拶が不要なわけではありません。
年賀状はいつから始まった?
日本で「暦」「文字」「書状を運ぶ制度」の3つが整ったのが7世紀中盤なので、年賀状(年始の挨拶をしたためた文書)のやり取りが始まったのは7世紀後半と考えられています。
平安後期に藤原明衡によってまとめられた往来物「雲州消息」には年始の挨拶の文例が数編おさめられているそうです。
貴族の風習が庶民にも広がったのは飛脚が登場した江戸時代。
明治3年頃に郵便制度が発足して、明治20年頃になると国民間で年賀状をハガキで出すことが主流になったそうです(年賀状は指定された郵便局で処理する制度も登場)。
年賀はがきの登場で「当り前」になった
年賀専用ハガキは昭和24年に誕生しました。
年賀専用ハガキが”お年玉付き”となったのは一市民の発案によるもので、戦後の大変なときだったので不要論もあったようです。
年賀専用はがきによって年賀状の流通量は戦前を大きく上回ったそうです(日中戦争が始まりそこから第二次世界大戦の終戦まで年賀状は自粛された)。
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年賀状は自分の言葉を一言添えると尚良い
年賀状は新年のお祝いと共に、相手の幸せを願うものです。
年賀状プリントなどでは印刷されたメッセージを付けられますが、できれば手書きのメッセージを一言乗せると丁寧さや独特の温かみが加わってとても喜ばれるようです。
友だちや同僚にはお互いを励ますような一言を、上司や先輩の場合は昨年の御礼と今年の抱負(精進していく)といった決意を書くと喜ばれるようです。
会ったり話したりする機会の少ない親族には、結婚や出産、子どもの成長など、近況報告が親しまれています。
年配の方へは、日頃の感謝や健康を気遣う一言が良いようです。
一般的に好まれる無難な一言(失敗無し)
「旧年中は大変お世話になりました 本年も変わらぬお付き合いをよろしくお願いいたします 本年も良い一年となりますように」
年賀状はお祝いごとなので、「死」「別」「失」「去」「絶」などといった不吉なことを連想させることは縁起が悪いため、これらの字は使わないように気を付けた方が良いです。
去年 → 旧年、昨年
メッセージに句読点(、。)は入れない
日本語が縦書き文化だった時代の名残のようですが、年賀の挨拶文では句読点を入れないのが通例となっています。
句読点がないと読みにくくなってしまう箇所は少しスペースを空けて書くと良いようです。
ネガティブな内容は避ける
新年のお祝いなのでネガティブな内容は書かないようにします。
「離婚」「病気」といった事柄について触れる場合は相手が心配したり不快にならないように気をつけた表現で、名前の近くにさりげなく添え書きする程度に留めた方が良いようです。
年賀状は本人以外が目にすることもある
年賀状は本人だけでなくその家族も見る可能性が高いです。
人によっては家族に知られたくないこともあるため、プライベートに触れた内容を書く場合は十分に注意するようにしましょう(親しみと暴露の難しい線引き)
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