期日前投票に行くと通常の投票所と同じように、立会人とは別に数人のスタッフがいました。調べてみると”投票管理者”と言うようです。
あの受付をしたり、投票用紙を渡してくれたりする人たちです。
「選挙管理委員の人もヒマそうだね」
期日前投票の会場です。投票にやってくる人もまばらでほとんど待ち時間としか思えない仕事に、会場を出た私は旦那にそう言ってみると・・・
「選管じゃないぞ?俺も組合で頼まれた」
選挙管理委員会の人じゃないの
「普通に頼まれたりするんだ」
「うん、断ったけど」
「集められなかったらどうなるの?」
「バイトで募集するらしい」
・・・”バイト”
タウンワークで調べると今回の衆院選のバイトが約1150件ヒットしました。立候補者の選挙事務所のスタッフもありましたが、多くは各自治体の投票事務(投票管理者)の募集です。
埼玉県内でも約90件ヒットしました。
・・・知らなかった
だって総務省の公式サイトでは投票管理者や投票立会人は「その選挙の有権者の中から、市区町村の選挙管理委員会によって選任される」とあるのです(参考:「選挙管理機関」(総務省公式サイト))。
・・・でもこれって”選任”ではなく”採用”(物は言い様ですね)
投票管理者の時給(相場)は1,000~1,400円、条件は緩く履歴書不要なほど採用条件は”選挙権のある人ならば誰でも良い”な状態です(投票日まで1週間を切って未だ募集しているのですから、応募すれば”即採用”が見込めます)
別途研修があるケースが多いようですが、22日(日)に1日時間がある人は割の良い小遣い稼ぎができますね(全国各地で求人が出ています)。
自治体によってはタウンワークではなく、自治体の公式サイトで投票管理者や立会人を募集している場合もあります。「もっと選挙に興味を持ってもらうこと」を目的としているようです。
今回期日前投票でしたが会場にいた投票管理者は最低でも7人
時給1,200円(平均)×約10時間×7人×11日=92.4万円
場所によって投票管理者数は違うでしょうが、期日前投票所1ヶ所でこの費用です。日本の地方自治体数は約1,700・・・・・・期日前投票所の運営だけで15.7億
各地方自治体に期日前投票所が1ヶ所ってことは無いでしょうし・・・選挙ってお金がかかるわけですね
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