北朝鮮から発射されたミサイルが日本上空を通過して海に落ち、初めてJアラートが発令されました。
昨日は一日中このニュースでもちきり、私もミサイルに対する危機感を初めて持ちました。ただ残念なことに、危機感をもっても防御ができるわけではないのですが。
今回はミサイルが飛んできたときにできる対策について。
着弾までの10分間でできること
高速で空を飛ぶミサイルにとって北朝鮮から日本なんて10分の距離です。
実際に今回は北朝鮮でのミサイル発射が確認されてから、Jアラートが発令され、国民が情報を得られたのは日本上空に到達する約5分前だったようですが、10分と仮定します。
この短時間でできることは何か。
・屋内もしくは地下に避難する
・屋内ではできるだけ窓から離れる
・避難できる建物が近くにない場合は、その場にうずくまり頭部を腕で抱えるようにして身を守る
避難できないほどのケガをしない、特に致命傷になりがちな頭部を守れるかどうかで生存率が大きく変わるそうです。
公共のシェルター設置は非現実的
「ミサイル攻撃に備えてシェルターを設置して欲しい」という意見があるようですが、徒歩10分で行ける距離に数多くの、管轄エリアの住民が収容できるシェルターを設置していたら、日本は確実に破産します。
高齢化の進む過疎地域ほどシェルター設置の要望が多いようで、人数が少ないから無理な策ではないと言っているようですが、人口が少ない地域は財源も少ないのではないかと……。
とにかく日本ができる現実的な対策はJアラート。
Jアラートを導入して、国民に最低限の防衛策をとってもらうように情報を伝達するしかできません。
Jアラートについては「Jアラート(全国瞬時警報システム)とは?」を読んでください。
ミサイル攻撃に対する事前の備え
ミサイルが発射されてからできることはわずかなことなので、ミサイル攻撃に対して事前に備えておくことが大切です。
迎撃ミサイルとか情報の伝達のためのインフラ整備は国・行政レベルのことで、私たちにできることは
・Jアラートを確実に受信できるようにする
・最低3日分の水と食料を備蓄する
・行動を制限されないように職場や靴の中に歩きやすい運動靴を常備しておく
個人的には、子どもを預ける保育園・幼稚園選びも大切です(余裕があればですが)。
緊急時は歩いて迎えに行くことになるので、徒歩で迎えにいける場所にある保育園や幼稚園に通わせることが望ましいと思います。
北朝鮮の弾道ミサイルによる発射事案
・国連に対して緊急会合の開催を要求
・日米韓で協力して対処する
・国際社会全体に働きかける
「北朝鮮の政策を変えること」を目的として北朝鮮へ圧力をかけたいようです。
毎日新聞によると、国連安全保障理事会は2017年8月30日6時に非公式の緊急会合を開催することを明らかにしたそうです。
コメント