妊婦が風邪をひいたら産婦人科の受診が基本

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先日まで娘が風邪をひいており、次は私が風邪をひいてしまいました この時期には風邪をひき易いので注意していたのですが「やはり」という事態となりました。

現在妊娠中ということ、受診している病院には産婦人科と内科があるということから、病院に行くとPL配合顆粒を処方されました(抗生物質は処方されませんでした)。病院に行けない・行きたくないという理由から市販薬で対処したり我慢したりする人がいるようですが、お医者さんによると「妊娠中は通常とは違う身体だから、我慢や自己判断はせずに病院に受診した方が良い」とのことです。

受診するのは今までの妊娠過程を知っているため産婦人科が最も良いのですが(産婦人科で風邪薬を処方してくれました)、外科・皮膚科・耳鼻咽喉科など産婦人科以外を受診する場合は必ず母子手帳を持参し、窓口や担当医に妊娠していることを伝えるようにしましょう。

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【目次】
● 妊娠中に風邪をひいたら産婦人科に行く
● 妊娠中に産婦人科以外を受診するときの注意
● 妊娠中に市販の薬を飲んでも良いの?

妊娠中に風邪をひいたら産婦人科に行く

妊娠すると一般的に身体の抵抗力が弱まるため風邪をひきやすいです。また妊娠高血圧症候群といった妊娠に伴う病気になったり、性感染症などにかかったりしてしまうこともあります。不調は放置すると流産や早産を引き起こす可能性も少なからずあるので、出来るだけ早く病院に行きましょう

産婦人科では薬の効能、妊婦の身体の状態、胎児への影響・副作用などの可能性を考えあわせて慎重な判断をして薬を処方します(処方しない場合あり)。処方された薬は長年使われてきた安全性の高いもの、リスクが少ないものがほとんどです。私の担当医(産婦人科)によると妊婦さんに処方する風邪薬は「PL配合顆粒」が多いそうです(あくまでも”多い”です)。

PL配合顆粒とは
● 非ピリン系の総合かぜ薬
● 熱、鼻水などかぜの症状を改善
● 眠気を催すことがあるので服用後は車の運転など控える
● 飲酒により薬の副作用が現れやすくなることがある(副作用が強まることもある)
● 報告されている副作用は眠気、口渇、胃腸障害、過呼吸、発疹など
(参考文献:くすりのしおり

薬を処方された妊婦さんの中には胎児への影響を気にして処方された薬を服用しなかったり、自分の判断で中断しないようにしましょう。薬の服用に対して疑問や不安がある場合は必ず医師に相談し、納得できるまで説明を受けることが大切です。

妊娠中の処方薬に関する注意
● 必ず納得いくまで説明を受けましょう
● 用法・用量を守りましょう
● 吐き気・頭痛・かゆみ・赤味などの副作用が出たらすぐに医師に相談しましょう

妊娠中に産婦人科以外を受診するときの注意

妊娠中に産婦人科以外を受診する場合は母子手帳を持参し、窓口や担当医に「妊娠していること」と「妊娠週数」を必ず伝えましょう。お腹の中の胎児を守るためのことなので恥ずかしがらず必ず伝えましょう。妊娠が未だ確認できていないときでも可能性があるならば「妊娠の可能性があるかもしれないこと」を伝えましょう。

最近では多くの病院で受付時に渡される問診票に妊娠の有無のチェック欄がありますが、問診票に頼らず医師の問診を受けるときには妊娠についての状態を自分の口から伝えるようにしましょう。

妊娠中に市販の薬を飲んでも良いの?

私の担当医(産婦人科)によると「産婦人科で処方してもらうことが望ましい」とのことです。一般的に市販薬は妊娠している女性が妊娠に気づかず飲んでしまう可能性を考えて病院で処方される薬に比べると成分の含有量は少なめで薬効も穏やかになっているそうです。

しかし市販薬の中には少なからず胎児に影響を及ぼす成分が含まれていることもあります。薬の使用説明書を必ず読み場合によっては服用を控え、服用する場合は用法・用量(1日に飲む量や飲む回数)をきちんと守るようにしましょう。

市販薬で注意したいのは便秘薬です。妊娠中は大きくなる子宮で腸が圧迫されて便秘がちなり、市販の便秘薬を飲む妊婦さんもいます。市販の便秘薬の中には効き目が強いものもあり、服用後急激な腹痛を伴うことがあるので注意が必要です。便秘がちだった場合も含め、妊娠中に便秘になってしまった人は妊娠中の体に合った便秘薬を産婦人科医に処方してもらうようにしましょう。

妊娠前から服用していた薬(処方薬)がある場合は、妊娠がわかった時点で薬を処方している医師と産婦人科医の両方に相談するようにしましょう

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