うまい話はあり得ない!還付金詐欺には注意

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住宅の断熱性や防音・遮音性が高くなるにつれ、地域の広報の放送が聴こえづらくなっています防災の放送が聴こえないと困るため、夫婦で自治体の防災・防犯に関する自治体の連絡がスマホにメールで届くように設定しました。このような設定をしている人は多いのではないでしょうか

防災・防犯のメールは平均1日1通きます。不審者などの防犯情報、害鳥獣駆除実施の連絡など様々ですが、最近多いのは”還付金詐欺の被害が多発しているので注意してほしい”という詐欺に対する注意喚起です。還付金詐欺は年末調整や確定申告の時期に起きやすい詐欺です(オレオレ詐欺や振り込め詐欺が減少している一方で還付金詐欺は急増)。

昨日、我が家には還付金に関するホンモノの連絡がきました(実際に自分が申請した内容だったので)。”公的機関に申請しないで還付金が受け取れるはずはない”、”納税額以上の還付金があるわけない”ことに注意が必要ということですね。

今日は”岡本悠香”という人から7,000万円の寄付をしたいというメールが届きました。「そんなうまい話があるはずがないでしょう」と噴飯ものでしたが、引っかかってしまう人もいるんですよね…”岡本悠香”からのメールは指定されたメールアドレスに返信くださいという内容でした。個人情報が奪われてしまうので、知らない人から添付されたメールアドレスには返信しないように注意しましょう。

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【目次】
● 還付金詐欺は”振り込め詐欺”のひとつ
● ”還付金”でなぜ振り込むことになるのか?
● 還付金詐欺対策とは?

還付金詐欺は”振り込め詐欺”のひとつ

特殊詐欺には全部で8つの種類があり、これらは”振り込め詐欺”と”振り込め詐欺以外の特殊詐欺”に分類されます。

振り込め詐欺
● オレオレ詐欺
● 架空請求詐欺(支払え詐欺)
● 融資保証金詐欺(貸します詐欺)
● 還付金等詐欺(返します詐欺)

振り込め詐欺以外の特殊詐欺
● 金融商品等取引名目の詐欺(もうかります詐欺)
● ギャンブル必勝法情報提供名目の詐欺(もうかります詐欺)
● 異性との交際あっせん名目の詐欺
● その他の特殊詐欺

還付金詐欺は「お金を返す」という名目で文書または電話を使って接触してATMに誘導し、うまいことを言って振込を行わせる詐欺です。”ATMに誘導して振込を行わせる”という詐欺は1990年代末にオレオレ詐欺が報道され始めたことから広く認知され始めました。

オレオレ詐欺や架空請求詐欺のように”身内・縁者が債務を負っている(賠償責任がある)”と主張した詐欺は注目されたことで慎重に事実確認をして被害が未然に防ぐケースが増えています。銀行でも不審な振込を防止する対策も進み、オレオレ詐欺や架空請求詐欺は減少しています。

一方で還付金詐欺は急増しています。”金を払え”という要求に対しては警戒しているものの、逆に金を受け取られるという話に対しては警戒しないのが原因です。年末調整、確定申告など時節に合わせて名目が異なるのが特徴で、年末調整後の1月と確定申告後の3~4月には特に注意が必要です。

”還付金”でなぜ振り込むことになるのか?

還付金詐欺では電話による接触と文書による接触があります(文書による接触でも電話番号を記載しておいて連絡を求めるなど最終的には電話による接触になる)。名目は還付金なので犯人は公的機関を名乗るケースが多いです。

ホンモノかもしれないと思ったら?
”担当者”の所属する公的機関名と氏名を聞き「折り返す」と言って電話を切ります。インターネットを使って公的機関名を検索し、検索された電話番号に電話をしてみましょう(”担当者”の言った電話番号ではなく、必ず自分で検索するようにしましょう)。

電話の内容が「還付金を受け取る手続きをATMでとって欲しい」または「すでに振り込んだ還付金をATMで確認して欲しい」となった場合は還付金詐欺の可能性が高いです。ホンモノの場合は還付金を振り込む銀行口座に関する情報を書面で求めます(まずATMはあり得ない)。

還付金詐欺だと気づいたら?
何か理由をつけて電話を切り(できれば相手の電話番号など連絡先を聞いたうえで)、最寄りの警察署に相談しましょう。銀行や郵便局に行き相談することも可能です。

金融機関では振り込み詐欺に対する注意・対策がとられているので、ATMは金融機関に設置されたATMではなく、市役所やコンビニまたは病院に設置されたATMを指示されることが多いです。

受け取るはずなのに振り込ませる手口
● 「振込エラーが出るから一度口座番号を確認したい」と言って一定金額を振り込ませる
● 「残高確認」と嘘を言って振込手続きを行わせる(ATMの操作に不慣れな高齢者に多いパターン)
● 最初に”外国語切り替えボタン”を押させて操作内容を分からなくする

高齢者がATMの前で携帯電話を片手に不慣れな操作をしていたときは、勇気を出して声掛けすることも大切です。詐欺だと感じたら個人で解決しようとはせずに最寄りの警察署や金融機関に相談するようにしましょう。

還付金詐欺対策とは?

還付金詐欺の対策として大切かつ有効なことは「ATMでは還付金を受け取れないこと」を認識することです。

振り込め詐欺に対する注意
● 自治体や税務署等から文書が届いたら、記載された番号ではなく自分で電話番号を調べて連絡をする
● ATMに行く前に誰かに相談する
● 振込可能額を事前に低く設定しておく(金融機関推奨)

離れたとこで暮らす家族(高齢の両親など)が心配な場合は、事前に振込可能額を低く設定して被害を最小限に抑えることが大切です。キャッシュカードを預かっておき、金融取引は基本的に窓口で行うようにしておくことも良いです。

また地元の金融機関を”顔馴染み”にしておくことも大切です。普段ATMを操作しない人がATMの前にいることに気づいた行員が未然に詐欺を防いだというケースが少なからずあります。

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