空き家問題深刻化、約10年後は約30%が空き家になる?

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― 空き家が増えている ―

 少し古い住宅地には大体空き家があり、うちの近所にも空き家があります。かなり前から空き家になっているようで、建物を隠すように敷地には雑草が生い茂っています。

 社会は高齢化が進み、50年ほど前にできた住宅地は古い建物を取り壊して新しい建物を作る風景が日常になっています。

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地方の街の古い一軒家は庭も広くて、そこを取り壊して新しい建売住宅が3~4軒も建ったりしてる。

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 ・放置されて荒廃したブロック塀

 ・道路を拡張するセットバック(後退)に未協力で巾が狭いままの道

 ・隅切りせずに塀がたっているため通りにくく、見通しの悪い交差点

 持ち主はみんな古くからその地区で暮らすお年寄りで、数年後にはここも放置されてしまう可能性があります。空き家は地域の治安を悪化させるため、数年後には小学校に通い始める子どもたちのことを思うと地域を健全に保つために空き家問題は早急に解決して欲しいです。

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地域に空き家が増えて生まれるトラブル

 地域に空き家が増える弊害は地域の生活環境への悪影響です。地域住民が不便と感じると住民の転出が増え、地域の人口減少を招き、さらに空き家が増えるという悪循環に陥ります。

 安全性の低下、公衆衛生の悪化、景観の阻害

      ↓

 地域イメージの低下、不動産価格の下落、税収の減少によりインフラの整備など快適な住環境の提供がままならなくなる

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空き家問題は全国で深刻化

 総務省の平成25年住宅・土地統計調査によると全国の空き家総数は約820万戸(住宅総数に占める空家率は13.5% 過去最高)。

 現状のままでは2033年には空き家率は30.4%(空き家総数約2160万戸)に上昇すると試算されています。

空き家が増えている理由

①人口が減少しているため不動産の市場が縮小している

②所有者が空き家を活用する、もしくは、処分する必要性を感じていない

所有者が空き家をどうもしない理由

 ・建物として必要としている

 ・解体費用がかかる

 ・建物を壊すと土地の固定資産税が高くなる

 定期的なメンテナンスを負担に感じる所有者も多いそうですが、解体費用や固定資産税など「負担が増える」ことに後ろ向きになってしまうのは致し方ないようです。

 他にも、空き家の処分や解体について、誰に相談していいか分からずに悩んでいる所有者も多いそうです。

埼玉県各自治体の相談窓口一覧

 空き家についての相談は、一般的に自治体の役所が担当しているそうです。

 埼玉北部の七つの自治体、熊⾕市、本庄市、深⾕市、美⾥町、神川町、上⾥町、寄居町では、『北部地域空き家バンク』(本庄市企画課内・ 埼⽟県北部地域地⽅創⽣推進協議会)を作り、空き家バンクに登録することで改修費用等の一部が助成されることがあるそうです。

 便利なような空き家バンクですが、登録するためには相続、残されたものの片付け、仏壇やお墓の処理等の問題を片付ける必要があり、処分同様に手間と費用負担は避けられないためなかなか登録に踏み切れないのが実情のようです。

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