甘いものは別腹は本当?脳が作る不思議空間

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「甘いものは別腹」

「もうお腹いっぱい」と言っていた女性がデザートを食べるようとして、連れ(特に男性)に怪訝そうな目を向けられるとよくこう言います。

「女性は甘いものが好きだから」

人間の胃袋は1つなので”別腹”があるわけもありません。好きなものだから無理して食べている、と考えている人もいます。

この”好きなものだから食べられる”という点は間違っていませんが、”無理して”という点は間違っています。この「満腹だけどまだ食べられる」という矛盾した状況は実は脳が関係しています(諸説ある1つ)。

食欲は脳が調整している

食欲は脳にある”満腹中枢”と”摂食中枢”のバランス次第で変化します。

食事すると血液中の糖分の割合が増します(=血糖値が上がる)。血糖値が上がると満腹中枢が刺激され、胃が満腹だと判断します。

食後のデザートなど”食べたいと感じるもの”を見ると『オレキシン』という物質が、摂食中枢の視床下部から分泌されます。オレキシンが分泌されると胃が活性化し、小腸に消化物を送り出して胃に空きを作ります。

この空きが”別腹”なのです。

オレキシンを分泌する視床下部は”視覚”に関係する部分です。「見ただけで満腹になる」という表現も科学的に正しいのです(『感覚特異性満腹感』にもオレキシンが関わっています)。

お菓子を贈るときは要注意

お菓子を贈るときは注意が必要です。

血糖値が高いなどで甘いものをさけている可能性もあるし、アレルギーの心配もあるからです(子どもに食べ物を贈るときは必ず保護者に確認をとりましょう)。

「これから贈ります」と事前に相手に言うことは不躾・マナー違反のような感じがしますが、健康に関わることでもあるのでお菓子を贈るときは事前に確認をとることは大切です。

【お菓子を贈るときのマナー】
手渡しの場合は入れてきた袋や風呂敷から出して渡します(袋や風呂敷には”塵除け”の意味があるため)。宅急便で送る場合は相手に届く日時を伝えておいた方が親切です。

【了】


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