小学校の体育の授業に「 なわとび 」が絶対にある理由(どうして なわとび をやるの?)

子どもの「どうして?」集
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 子どもが小学校の体育の授業で使う「 なわとび 」の購入申込書を持ってきましたが、その商品の説明におどろきました。

 クイックベアリングを搭載して摩擦によるロープの回転ロスを軽減?

 メガ高速回転を実現して二重跳び、高速跳びに最適?

 技跳びの細かい手さばきをサポート?

わたしの知っている「 なわとび 」ではない!!

今回はなわとびの効果、なわとびが体育の授業で行われる理由(歴史)そして小学校で使うのにおすすめのなわとびについて紹介します。

なわとび には3つの運動要素がある

なわとびは学校の指導要領の、体育の「体ほぐし運動」というカテゴリーにある「体力を高める運動」「用具を扱う運動」に分類されています。

そこには具体的にどんな目的で扱うかまで明記されているため、全国の小学校で必ず縄跳びをやります。

縄跳びには体力を高めるほかに、筋力と身体バランスを高める効果もあります。

1.筋力強化

縄跳びは手、肩、体幹、足など全身の筋肉をバランスよく鍛えられます。

筋肉は球技、水泳、器械体操、陸上競技などほぼ全ての運動に必要なので、鍛えることは最初から大きな差になります。

縄跳びでは腹筋と有酸素運動の効果が期待できます。

さらに適度に運動負荷がかかり続けるため、インナーマッスルや瞬発力を鍛えることができます。

2.持久力

縄跳びは長時間繰り返し飛び続けるため持久力がつきます。

また有酸素運動でもあるので心肺機能が高まり、心臓の筋肉が強くなると心拍数が少なくなり疲れにくくなります。

また肺機能が向上するため水泳などが得意になる子どもも少なくないようです。

その他にも肥満防止や冷えの予防もできるそうです。

3.身体バランス

縄跳びは左右対称に、一定のリズムに合わせて跳び続けるために、無意識にでも体の軸をブラさないように調整するため体のバランス能力が高まります。

バランス感覚は色々なスポーツの根幹であり、縄跳びをすることで様々な運動に対応する能力、いわば良い運動神経を身につけることができます。

なわとび の歴史

『なわとび』の発祥は不明で、なわを回して飛ぶという運動は世界各地で自然と発祥したと考えるのが自然なようです。

「これが縄跳びの歴史ではないか」と思われる記述も各地に遺されており、例えばダブルダッチというなわとびは、「古代の地中海の国であったフェニキアやエジプトや中国という地で縄を作ってきたメーカーが麻の縄を作る際に2本の縄を跳びながら縒っていた」のが起源ではないかと言われていたりします。

他に古代中国の歴史について書かれた 『北斉後主紀』 には「こどもの遊びに両手に縄をもって地を払うようにして足でとぶものであり、高末といっている」という記載があるそうです。

日本でも室町時代くらいには子どもたちは遊びの中で縄跳びを取り入れながら遊んでいたという詩があるようです。

なわとび と富国強兵策

今あるようなスポーツや運動として縄跳びが行われるようになったのは、明治時代に富国強兵策をとるときドイツから伝わった青少年の体育に関することがきっかけといわれています。

体育の時間の運動には体鍛があり、このために明治政府は直轄の体操伝習所(いまの筑波大学)にドイツから教育体育の先生を招き、このときの手具などを用いて行う体操の中で縄跳びが伝わったようです。

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