宮城県の日本酒『浦霞』梅干しや酢の物など酸味に合う

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【半夏生】なので【タコ】を食べました。

半夏生(はんげしょう)は雑節の1つで、夏至から数えて11日目(7月1日または2日)から七夕までの約5日間になります(天文学的に言うと「太陽が黄径100°を通過する日」)。

農家には「半夏生までには田植えを終える」という風習がありました。

それは半夏生になると「天から毒が降り 地から毒草が生える」という言い伝えがあるためで、ここにある”毒草”はこの時期に生える烏柄杓を指し、烏柄杓の別名が『半夏』です。他にも山菜や野菜をこの日に収穫しないとか、井戸には蓋をするという風習もあります。

「タコを食べる」という風習も農家由来です。

タコを食べるのは「田んぼに植えた稲がタコの足のように大地にしっかり根付くように」という豊作祈願です。関西の風習のようですが、最近はヤオコーやベルクでも「半夏生=タコ」を宣伝しています。

タコには栄養ドリンクに配合されている”タウリン”が含まれていて、夏バテで疲れやすいこの時期にピッタリの食材です。私はタコを使うならば酢の物を推します。酢には抗菌作用があるため、菌が繁殖しやすいこの時期に最適です。

酢のように酸味のある料理に合わせるならば【純米酒 浦霞】をすすめます。

原材料…米(国産)・米こうじ(国産)

アルコール分 … 15~16度

精米歩合 … 65%

「浦霞」は仙台の近くにある塩竃の佐浦酒造で作られている日本酒です。米の旨味を感じる日本酒なので、刺身よりも煮魚やてんぷらなど素材にひと手間加わった味に合います。

ワインに似た純米吟醸酒とは違い、【純米酒 浦霞】は酢の物に合います。酒自体に酸味があるのでチーズやトマトソースにも合います。ナスとズッキーニを炒めたものにトマトソースをからめ、耐熱容器にいれたあと上にチーズをのせてオーブンで焼いた夏らしい料理にも合いました。

梅の果肉とサメの軟骨をまぜた梅水晶にも合いました。

梅水晶では鶏軟骨を使った梅水晶もありますが、妙な臭みやクセがないのはサメ軟骨です。なかなか梅+サメ軟骨だけの梅水晶に会えませんが、先日仙台の朝市で見つけました。

仙台に行くとコンビニでも浦霞が関東価格の半分以下で手に入ります。私は鹽竈の酒蔵まで以前言ったことがあります。

塩竃は古くから景勝地として知られ、今も独特の趣があります。かつて京都の貴族たちの憧れの地だったそうですが、街中にある1000年超えの歴史がある鹽竈神社を眺めると納得してしまう場所です。細い路地など心がひかれるので、街の散策は徒歩かバイクがおすすめです。

佐浦酒造公式サイトはこちらから

鹽竈の 浦の松風 霞むなり 八十島かけて 春や立つらん

金槐和歌集におさめられている和歌で、詠んだのは鎌倉幕府三代将軍・源実朝です。塩竃の浦の春の景色を詠んだ歌で、これが「浦霞」の名前になっているとラベルに書かれていました。


「冷暗所保管」なので720mlがおすすめです(特に贈り物の場合)


宮城県産「ササニシキ」を使った純米酒”生一本”は特別なとき向け(金色ラベルだからなおさら)

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