【栃木県那珂川町】「美人の湯」と言われる馬頭温泉でイノシシ肉(ジビエ)と天然鮎を愉しむ

馬頭温泉の宿からの眺望

栃木県那珂川町にある馬頭温泉は那珂川の支流・武茂川の段丘上に位置する温泉地で、この北方に武茂城(宇都宮氏)のあった鎌倉時代から在った街ですが残念ながら交通環境が悪く、工業化も遅れ、現在は人口も減少してしまっています。

以前はタバコと蒟蒻芋の栽培が盛んでしたが近年は減少。代わって園芸農業と水稲作そして林業(低山)を組み合わせて営まれています。

馬頭温泉の泉質はアルカリ性単純温泉でpH値9.3と高いです。

アルカリ性の温泉は肌の古い角質を溶かすため美肌効果があります。pH9.3と居アルカリの馬頭温泉に入ると肌がツルツル。もともとキレイな子どもたちの肌は即時ツルツル、お尻でカーリングができそうなほどです。

馬頭温泉は夕陽を楽しみながら入れる美人の湯。

多くの温泉施設が那珂川町を西にして建ち、遠くは日光・那須連山を眺めながら夕陽の絶景を楽しめます。

馬頭温泉のある旧馬頭町は栃木県内なので江戸時代には下野国のはずですが、ここだけが常陸の水戸藩領に組み込まれていました。そのため水戸藩の影響を強く受けています。

1つは地名である「馬頭」。

これは水戸光圀(水戸黄門)が町内にある馬頭院にちなんで名付けたといわれています。馬頭院は鎌倉時代に創建された真言宗智山派の寺院で、延命地蔵菩薩像を安置し馬頭観音を勧請※したのが始まりと伝えらています。

※勧請…神仏の来臨を願うこと、または、 神仏の分霊を請じ迎えること

もう1つは伝統的な窯業「小砂焼(こいさごやき)」。

小砂焼は水戸藩主徳川斉昭が陶土を発見し、水戸藩営御用製陶所の原料として使わたことで興りました(殖産興業政策の1つ)。

小砂焼の特徴は陶器・磁器・半磁器ともに作成されていることで、陶器は金結晶という黄金色の釉薬を使っているため瀟洒な上品さがある(他にも桃色がかった辰砂釉も特徴)。小砂焼の磁器は青磁器が主で、那須御用邸で使われている青磁器のいくつかも小砂焼です。

楽天トラベルで予約した今回の旅のプランは冬季限定のジビエ料理が夕食に付くもの。ジビエの食材はイノシシ肉と馬肉です。

ジビエは狩猟が”解禁されてる時期+その後数週間”しか食べることはできず、日本では11月15日~2月15日です。3月中旬はギリギリの時期になります。

野生鳥獣の狩猟はいまの日本ではとても大切で、野生鳥獣が増え過ぎると農林業や自然環境に甚大な悪影響を与え、一時農作物への被害額は200億円を上回りました(2017年は164億円にまで減少)。

害鳥獣といっても立派な食用肉。捕獲数が多い鹿やイノシシは日本でトップのジビエ食材ですが、狩猟対象の野生害獣は全て、野うさぎや山鳩など全てジビエとして定義されています。

今回のジビエは…正直ちょっとがっかり。

今回イノシシ肉は”焼き”で提供されましたが、個人的には鍋が食べたかったです。馬刺しは量が少なくて、ニンニクが肉の上にのっていたのでニオイが強過ぎました(我が家は会津風に馬刺しは辛みそをつける食べ方が好き)。

ついでに。天然鮎もちょっと残念…痩せていて塩焼きでは少し物足りず。これならば喜連川のように『鮎飯』の方が好みでした(喜連川の道の駅で食べられます)。

結論。

馬頭温泉は日帰り入浴向け。同じ栃木県内の宿泊旅行ならば湯西川とか那須地区の方がおすすめです。

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