コロナ禍でバタバタしていて、ひな人形を飾り忘れてしまいました。
ひな祭りの由来は平安時代に始まった「流し雛」。
女の祭りは世界的にも珍しく、一説によると3月3日に行われる「上巳の祓」のうち男性だけが参加できる「曲水の宴」に対抗して始まったと言われています。
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ひな人形は子どもが何歳まで飾るのか?
ひな人形は女の子や女性に降りかかる厄災を祓うものなので、何歳まで飾っても問題ないそうです。
但し、最近の住宅事情では飾る場所の確保等が難しく、子どもが一定の年齢になったらもう飾らないという家庭も増えているそうです。
一方で、「虫干しを兼ねて毎年飾っている」という家庭もあるので、やめ時は各家庭で決めて何も問題がありません。
7歳になったら飾らない人が多い
入学、就職、結婚など人生の区切りをきっかけにする人は多く、中でも小学校入学をキッカケにやめる家庭は比較的多いそうです。
「7歳」は昔は一人前と言われる年齢。
一人前というと成人のイメージが強いですが、昔は「一人の人間になるとき」「人間の仲間入りをするとき」のことを指します。
昔は7歳未満の子どもは「この世にその命が定着していない」「七つ前は神のうち」と考えられていました。
小さな子どもは感染症等に対する抵抗力が未熟で、突然亡くなることが多かったからです。
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ひな人形の飾り方
ひな人形は人の代わりとなって、病気やケガなどの厄災、穢れから女性を守ってくれるものです。
節分で厄払いをして穢れがなくなるので、そのあとに飾るのがいいと言われています。
オススメは二十四節気の「雨水」。
二十四節気の雨水は2月18日または19日で、雨水の日にひな人形を飾ると「良縁につながる」と言われているそうです。
雨水は暖かさに雪や氷が解けて雨水として降り注ぐ日とされる日で、農耕の準備を始める目安として使われてきました。
農耕神である水神・弥都波能売神は、水は命の象徴でもあることから子宝や安産の神としても信仰されています。
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ひな人形の保管方法
ひな人形の防虫剤には、色々な素材で使えるナフタリンが良いです。
ひな人形に適した防虫剤
ピレスロイド系は、濃度によりますが、銅と反応することがあります。
樟脳はプラスチックや塩化ビニルのコーティング剤と反応することがあります。
パラジクロロベンゼンはプラスチックに使用することができず、金糸・銀糸・金箔に触れさせてもいけません。
以上からひな人形と一緒に仕える防虫剤はナフタリンになります。
他の防虫剤を使っていた場合の注意
ナフタリンの成分が他の防虫剤の成分と混じると、固形が液体に変わって油状の丸いシミができてしまいます。
今までナフタリン以外の防虫剤を使っている場合は衣装などにその成分が残っている可能性があります。
今まで使っていた防虫剤で素材が変質していない場合はそれを使い続けた方が良いです。
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ひな人形は年2回の虫干しが理想的
ひな人形を長く良い状態が維持できるように、春のひな祭りの他、重用の節句(後の雛)で虫干しをすると良いそうです。
9月9日の重用の節句には再びひな人形を飾り、長寿や健康を祝う風習がありました。
現代でも飾る人はいますが極少数派です。
しかしこの時期に出すのには虫干しの効果があるので、飾らないまでも短時間でも出して虫干しするのがおすすめです。
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ひな人形の処分方法
自治体のルールにもよりますが、ひな人形はひな壇の台座を除いて自治体のゴミ回収で捨てることができます。
サイズが大きく、一回の回収量が増えることから、事前に自治体のゴミ関連部署に相談するのが望ましいようです。
民間のゴミ処理業者を利用する人もいますが、不正業者もあるので個人的にはおすすめできません。
自社の人形供養を利用する
人形をごみとして出すのに抵抗がある場合、有料ですが寺社の人形供養を利用すると良いです。
。供養してくれる寺社を探して手続きするのが手間という人には一般社団法人 日本人形協会の供養代行サービスがおすすめです。
供養代行サービスでは、(京大神宮の人形感謝祭での供養に集まったひな人形をまとめて出してくれるそうです。
リサイクルすることは難しい
ひな人形の用途や意味合いから中古品を買う人が少ないため、ひな人形を引き取らないリサイクル業者は多いです。
[su_label]ー この記事はここで終わりです -[/su_label]
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