我が家の三歳児が3回目の 日本脳炎ワクチン を接種しました。
日本脳炎ワクチン の接種は全4回で、そのうち3回は3歳から4歳の間に接種してしまうことが薦められています。
供給不足やコロナ禍により多くの子どもの接種スケジュールが乱れています。期限を過ぎると有料(全額自己負担)になるので未接種について確認をしてください(日本脳炎3回目が未接種のケースが増加しているようです※小学校入学前検診で注意喚起あり)。
小学校入学前検診については「「 小学校就学時健康診断 」の結果は教えてもらえるのか(再検査は義務なのか) 」を読んでください。
日本脳炎ワクチン 、推奨される接種期間
日本脳炎ワクチン の推奨される接種期間は、
- 第1期 3歳~4歳
- 1回目 3歳
- 2回目 1回目の接種から6日~4週間後
- 追加 2回目の接種から1年後
- 第2期 9歳~12歳
自治体によりますが、日本脳炎ワクチン (第1期)の接種に対する補助期間は生後2ヶ月~90ヶ月(満7歳6月)が多いようです。
1回目の接種推奨期間が3歳なので、3歳児検診で 日本脳炎ワクチン に関する案内があることが多く、未接種の場合は小学校入学前検診で第1期の打ち忘れに注意するように案内されるケースが多いです。
接種推奨スケジュールについては「ワクチン接種 の接種推奨スケジュールはあくまでも目安(不活化ならば複数同時接種が可能」を読んでください。
日本脳炎ワクチン 、予防の必要性は?
日本脳炎の国内感染例は年に1人~2人ですが、東南アジアで感染する例は多いです。
日本脳炎ウイルスは豚の体内で培養されて増殖するため、東南アジアでの感染例が多いのは豚を飼う家が東南アジアには多いからです。日本国内の感染例も養豚場の近くに住む人の感染例が多いです。
日本脳炎ウイルスに感染しても全員が発症するわけではなく、発症する割合は1000人に1人です(感染例は発症者数なので”感染しているものの発症していない人”は多い可能性がある)。
日本脳炎は危険な感染症で、発症すると2~4割の人が亡くなり、4~7割の人が死に至らなくても精神障害などの後遺症が残るといわれています。
そのため日本では日本脳炎ワクチンは定期接種のひとつであり(定期接種の場合は公費での補助がある)、「ワクチン接種により日本脳炎のり患リスクは75~95%減る」といわれています。
日本脳炎ワクチン を接種するときの注意
ワクチンを接種するときは体調がよいときを選びます。
風邪をひいていても諸事情により医師が「大丈夫」と判断して接種できるケースもありますが、我が家のかかりつけ医は子どもの体の負担になるからと打つことはありません。
ワクチン接種後、30分間は医師とすぐに連絡がとれるようにします。
ワクチンに対してアナフィラキシー反応を起こす子どももいるため、事態に備えて直ぐに対処してもらえる病院内での待機が望ましいようです。
ワクチン接種によって異常が見られた場合は医療機関に相談します(自治体の健康相談ダイヤルなどに相談しても可※医師の診察を薦められるケースが多い)。
日本脳炎ワクチンの副反応のほとんどは2~3日で回復する程度の軽いものですが、次のような症状が出た場合は直ちに病院に行くべきです(副反応が起きる割合は0.01%)。
- 発熱、けいれんが起きた場合
- 接種した部位の腫れが治まらない場合(とびひのように拡がった場合も含む)