『Googleフォト』、利用するとき注意すること

「バックアップデータの保存先をクラウドにすること」はいまでは普通のことですが、そのシステムをきちんと理解していないとバックアップどころかデータそのものを消してしまったりすることがあります。

「Googleフォト」はAndroid端末にある写真や動画をクラウド上に保存しておける無料のストレージサービスです。

今回はGoogleフォトについて。

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Googleアカウントとは？

スマホというとiPhone端末とAndroid端末というようにOSで分かれます。

そしてAndroid端末を利用している人のほとんどはGoogleアカウント、〇〇〇@google.comというように「@google.com」で終わるアカウントを所持することになります。

Android端末内のデータはほとんどGoogleアカウントで管理されています。

例えば、アドレス帳。

ガラケー利用者は違和感があったかもしれませんが、”友だち”の連絡先を登録するときにAndroid端末はGoogleアカウントを選択します。

Googleアカウントに連絡先を紐づけしておくと、機種変して（端末が変わっても）Googleのストレージに保存されているので、Googleアカウントを新しい端末に紐づければ自動的にデータの移行ができます。

Googleアカウントは1人いくつでも所持できます。

そのGoogleアカウントごとにストレージも所持できるので、「ビジネス用」と「プライベート用」といった風に用途に分けて所持している人も多くいます。

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Googleフォトは保存タイプに注意

Googleフォトは端末にある写真や動画をクラウド保存（バックアップ）して整理できるサービスですが、バックアップしておける保存方法には、

　・高品質　　　←標準デフォルト

　・元のサイズ

高品質の場合、行ってイサイズを超える写真や動画のデータは圧縮されます（写真は1600画素数まで、動画は1080Pまで圧縮）。

元のサイズはオリジナルのデータ容量で保存できます。

しかし、現在のスマホに搭載されているカメラの能力では1枚の写真データが2～3MBあります。

元のサイズではGoogleフォトのストレージは直ぐに”フル”になってしまいます（満杯になるとそれ以降は自動的にバックアップされなくなる）。

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Googleフォトのデータ削除は要注意

写真や動画のバックアップが自動的にされている点から想像がつくかもしれませんが、Googleフォトとスマホ等の端末ストレージは常に同期されています。

Googleフォトのデータを消したい場合

Googleフォト上のデータを削除すると同アカウントで同期している端末全てのストレージからそのデータも消えます。

Googleフォト上で写真や動画データを削除しようとすると、実行する前に次のようなポップアップが出ます。

「Googleアカウントおよび同期しているデバイスから削除しますか？」

「ゴミ箱に移動」を実行すると、Googleフォトおよび同期している全ての端末内から該当する写真や動画が削除されます。

端末内のデータのみを消したい場合

スマホの動作を軽くしたいときなど、Googleフォト上のデータはそのままで端末ストレージ内のデータだけ削除する方法もあります。

Googleフォト上で削除する写真や動画データを選び、写真や動画の左上のチェックボックスに青いチェックがついたら右上のメニューを開き「デバイスから削除」を選びます。

この場合、削除を実行する前に次のようなポップアップが出ます。

「デバイスから削除してもよろしいですか？ファイルはGoogleアカウントには残ります」

「デバイスから削除」を実行するとGoogleフォト上のライブラリは変化がありませんが、端末内のデータをギャラリーなどで確認すると該当する写真や動画は削除されています。