先日34週目の診察が無事に終わり、赤ちゃんも週数通りに成長しているようです。
エコー画像で頭周り、胴周り、そして太腿の骨、3つの長さを確認すると胎児の週数が判ります(太腿の骨が一番正確にでるそうです)。
現在は隔週の健診なので次回は2週間後ですが、その次からは毎週健診に行くことになるようです。定期検診については「妊婦健診に対する自治体の助成は大事!」を読んでください。
前回の健診では基本的な妊婦健康診査の他にHTLV-1抗体検査と性器クラミジア検査を実施しました(結果はどちらも陰性でした)。この2つは妊娠30週頃までに実施するそうです(妊娠32週目までが基本)。
今回はHTLV-1抗体検査と性器クラミジア検査、そしてそろそろ始めるべき入院準備についてまとめました(自治体や病院によって内容に差がある可能性もあります)。
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HTLV-1とは?
本記事のHTLV-1については「HTLV-1を正しく知ってください。」(厚生労働省公式サイト)を参考にまとめました。
HTLV-1とはレトロウイルスの一種で、成人T細胞性白血病、HTLV-1関連脊髄症、HTLV-1ぶどう膜炎などの病気の原因となる病原性ウイルスです。血液を採取して感染の有無(陽性もしくは陰性)を調べます。
但し、感染者(キャリア)全員が病気になることはなく、ほとんどのキャリアが発症せずに普通に生活することができます(発症率はキャリア全体の2~5%程度)。
一方で感染するとずっと感染したままで(HTLV-1の感染はウイルスの遺伝子がヒトの細胞の染色体内に組み込まれる)、一度組み込まれたウイルスの遺伝子は細胞内で受け継がれていきます。
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妊婦健診をする理由(HTLV-1の感染は母子感染や性行為感染)。
※感染している母親から子どもへの感染を最小限に防ぐ方法はすでに確立されている
また感染後の発症率は低いものの、現時点では発病を予防する手立てはありません(化学療法や脊髄移植など治療法はある)。
また感染予防のワクチンも現在はありません。感染者数が多くなく、感染経路も限られ、さらに発症率もあまり高くないため、ワクチン開発も積極的に行われていません。
HTLV-1の母子感染はほとんど母乳を与えることによる感染です。但し母乳による感染は”母子感染の原因”に多いのであり、キャリアの母親が母乳を与えていても約80%の子どもは感染しません。
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母乳ではなく人工乳で育てると約97%の子どもが感染しません
子どもがHTLV-1感染しているかどうかは3才を過ぎてからが良いとされています(生後半年間くらいは母親からの移行抗体が子どもの体内に残っている)。
性器クラミジア(感染症)とは?
本記事の性器クラミジア(感染症)については「性器クラミジア感染症とは」(NIID 国立感染症研究所公式サイト)を参考にまとめました。
性器クラミジア感染症とは日本国内で最も多い性感染症です(性感染症定点からの報告が義務付けられている)。届出状況をみると女性患者の報告数が増えています(産婦人科の検査に追加された点も大きい)。
クラミジアの検査は膣分泌物検査が一般的ですが、感染状況(進行状況)によっては膣分泌物検査だけでは陰性になるケースもあるので併せて血液検査を行う場合もあります。
妊婦健診において正常妊婦の3~5%にクラミジア保有者がみられます(自覚症状のない感染者はかなり多いと推測される)。
クラミジア保有者の妊婦が出産すると、産道感染により母子感染する可能性があります。感染した子どもは約1歳で気道からクラミジアが検出され、急性気管支炎などの気道症状を繰り返す症例が多いです。
またクラミジア保有者の妊婦が何も治療しなかった場合、赤ちゃんが結膜炎(発症率18~50%)や肺炎(3~18%)になる可能性があります。
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クラミジアの検査で陽性が出た場合は薬を使った治療が行われます
※この治療により母子感染の確率は2%台まで激減
入院グッズは早めに準備
陣痛が規則的になった場合(初産の場合は10分おき、経産の場合は15分おき)、破水した場合は出産に向けて入院することになります。
エコーのデータを見ると出産予定日の確度はおよそ±3週間です。1月上旬に出産予定なので、12月の第3週からは出産の可能性が高まります。この頃までには入院準備をあらかた済ませようと思います。
いつ産気付くか分からないので、入院は夜間・休日を問わない産婦人科がほとんどです(事前に本人が連絡する必要のある病院は多い)。時間外はインターホンで入口を開けてもらう必要がある病院は多いため、事前にインターホンの位置を確認しておきましょう。
【入院時の持ち物(例)】
・母子健康手帳
・健康保険証
・マタニティまたは前開きのパジャマ
・さらしの腹帯
・腰巻またはバスタオル
・産褥ショーツ
・タオル
・バスタオル(腹帯代わりとは別)
・洗面用具
・スリッパ
・時計
・ティッシュペーパー
・箸
ここまでが妊婦(お母さん)用です。ここまでで十分多いですが(病院の設備によって大きく変わります)、これとは別に産まれた子の分の持ち物もあります。
・バスタオル(布地の厚いもの)
・タオル
・ガーゼのハンカチ
・退院時の衣類(肌着や防寒着など)
長女は夏生まれなので退院時の衣類はあまり工夫しませんでした(短肌着を着せておくるみで包んで帰ってきた記憶があります)。次女は冬生まれなのでどんな格好で退院させようか悩みます
病院に持ち込むものには全て名前を書きます。また分娩セット(T字帯・ナプキン・消毒綿など)と出生証明書は病院側が用意してくれる場合が多いです。
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