院内処方と院外処方のどっちが良い?

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[su_label]更新日 2021年11月29日[/su_label]

うちの家族のかかりつけ医院(内科・小児科)は、病院内で処方薬が作られる院内薬局のある病院です。

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「病院から薬局に移動しなくていいので楽」

「医療費が(平均)3割程度安いのは良い」

個人的には院内処方にはメリットがあると思っていますが、院内処方をやっている医療機関は全体の約3割だそうです。

院内処方は少数派なため、病院にいったら薬局に行って処方薬をもらうのが普通だと思っている人がいるほどです。

今回は院内処方の良さをアピールしたいと思います。

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院内処方と院外処方の違い

診察を受けた病院の薬局で薬を受け取ることを院内処方といい、診察を受けた病院で処方箋をもらい調剤薬局で薬を受け取ることを院外処方といいます。

医療機関のすぐ傍にあり、その医療機関の処方箋を主に扱う調剤薬局(「門前薬局」)でも別機関なので院外になります。

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院内処方はとにかく楽ちんである

院外処方の場合、

 ・診察後に病院から薬局に移動しなくてはいけない

 ・薬局の受付で保険証と処方箋を提出して待つ

 ・薬代などを支払う

病院に行った時と同じように受付をして、待って、薬を受け取って料金を支払うステップをしなくてはいけません。

院内処方の場合、診察後に処方薬を受け取り、受付で診察代と薬代(およびその他費用)を併せて支払えばおしまいです。

薬局は受付の横にあることが多いので、特に院内を巡らずにすみ、診察後は受付に直行で終わることが多いです。

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院内処方は自己負担額が平均3割安い

処方薬に関する費用の自己負担額が院外処方に比べて安いです。

実際に、我が家の場合は約50%削減できていて、院内処方と院外処方を比べると平均3割安いといわれているようです。

院内処方院外処方(目安)
※処方薬局により若干の金額の違いがあり
調剤料(内服・頓服) 110円 90円
処方料       420円
調剤技術基本料   140円 80円
薬剤情報提供料   100円
手帳記載加算     30円

処方せん料 680円
調剤料(内服) 500円
調剤料(頓服) 210円
調剤基本料   410円
薬剤服用歴管理指導料 500円
院内処方料合計
800円(3割負担 240円+整剤料)
院外処方料合計
2,300円(3割負担 690円+整剤料)

[su_label type=”info”]参考[/su_label]「院内処方とは?」(外旭川サテライトクリニック公式サイト)

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院内処方をしている医療機関が激減の背景

医薬分業がすすみ、院外処方に切り替える医療機関が増えたため、院内処方をしている病院は減りました。

院外処方が増えた理由は「 患者の安全性を高める 」

院外処方に関する政策の本来の目的は「医療の質的向上を図るため」です。

医師の指示した薬について薬剤師がチェックすることで、患者の安全性を高めることを目的となっているようで、この規制の中に「病院と調剤薬局は(構造的に)離れていること」とあり、病院と調剤薬局が物理的に離れていなければならないのです。

「病院と薬局の分離」について8割が賛成

内閣府・規制改革会議第2回公開ディスカッション資料2-8というデータから、病院と医局の分離について公開ディスカッションが行われたことが分かりました。

この討論では、病院と薬局の分離について賛成8割、反対2割という結果になっています。

病院の外にある調剤薬局で薬を購入する「院外処方」は昭和31年から始まり、現在では地域差はあるものの約7割の医療機関が院外処方を選択しているそうです。

「病院と薬局の分離。メリット感じていますか?」という質問に寄せられた回答の一部は次の通りです。

病院と薬局の分離 賛成の理由

 ・かかりつけ薬局をもてる

 ・薬局を選ぶ権利がある

 ・癒着を防げる

 ・医師と薬剤師の両方の専門的な視点でチェックしてもらえる

 ・独立した薬局の方がサービスが充実している

 ・ダブルチェック機能がある

病院と薬局の分離 反対の理由

 ・体調が悪いときに移動は大変

 ・薬局ごとに個人情報を書く必要がある

 ・院内処方の方が医療費が安い

 ・重複投薬防止やジェネリック推進等の政策に関する効果が見えない

 ・全ての薬局に処方箋に書かれた薬があるわけではない

 ・処方箋を持ち歩く必要がある

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院内処方に「くすり手帳割引き」はない

2016年4月に改訂された診療報酬に合わせて「くすり手帳を持参すると医療費が安くなる」と言われますが、割り引かれるのは「薬剤服用歴管理指導料」なので院内処方には該当せず割引は関係ありません。

薬剤服用歴管理指導料は薬局で薬を調剤してもらうときに発生します。

次の条件を満たした場合、通常500円のところ、くすり手用を持参すると380円になります(保険適用前)。

  ・6カ月以内に同じ薬局で薬を処方してもらったとき

  ・門前薬局は対象外

※医療機関の近くにあり主にその医療機関の処方箋を扱っている薬局 

くすり手帳には決められた様式等がないの、で市販のメモ帳などを薬手帳にすることも可能です。

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