5歳未満の子どもがかかりやすい夏の感染症(手足口病・ヘルパンギーナ・プール熱・はやり目)にはワクチンがない!

新型コロナウイルス感染症の患者数は世界で1,000万人超、亡くなった人の数は50万人超え(2020年7月1日am6時時点)。東京都の1日の陽性確定者数も徐々に増え、一時は収束したと油断させておいて第二波を予感させています。

新型コロナウイルス感染症は【ワクチンのない感染症】です。

感染症にかかっても薬で治せると思っていたので「ワクチンのない感染症は怖い」と今回のことは慢心や油断を改める機会に。しかし新型コロナウイルス感染症が特別ではなく、実は子どもがかかりやすい夏の代表的な感染症、手足口病・ヘルパンギーナ・プール熱(咽頭結膜熱)・はやり目(流行性角結膜炎)も実はワクチンがない感染症です。

ワクチンがないので予防もできない、罹ったら対症療法のみとなります。

5歳未満の子供が感染しやすいので幼稚園や保育園では出席停止対象の感染症にしていることが多いです(登園再開には医師の治癒を証明する書類が必要)。

対処療法ならば家でもできると思いがちですが、【症状の悪化や合併症などを防ぐためには病院に行った方がよい】です。解熱鎮痛薬で症状を緩和したり、抗菌薬で別の細菌による混合感染を防ぎながら治します。

この4つの感染症のうちヘルパンギーナとプール熱は38~40℃の急な発熱があるため、いまは新型コロナ感染症が疑われて一般の医療機関は受診を拒否する可能性があります。

病院に直接行く前に事前連絡をし、次にあげる感染症の特徴で該当する症状を告げてヘルパンギーナやプール熱である可能性があることを説明することをおすすめします。感染症にかかっている子がいないかどうか園や学校等に確認しておくとさらに良いです。

  • 手や足・ひざやひじの周辺・臀部に赤い発疹がある→手足口病
  • 口の中や喉が痛いと言って飲食を嫌がる→手足口病、ヘルパンギーナ、プール熱
  • よだれが多い→ヘルパンギーナ
  • 目が充血している→プール熱
  • 手足口病 … エンテロウイルス・コクサッキーウイルス
  • ヘルパンギーナ … エンテロウイルス
  • プール熱 … アデノウイルス
  • はやり目 … アデノウイルス

各感染症の原因(ウイルス)はこの通り。

【感染症患者の6~9割が5歳未満】であることから各ウイルスの感染力は未ださほど高くないようですが、どのウイルスもいくつか種類(型)があるので何度もかかる可能性があります。

各感染症は飛沫感染と接触感染で感染拡大します。

患者の大半が5歳未満でもまれに大人も感染するので油断してはいけません。持病のない健康的な30代の義弟が手足口病にかかった例が身近にあるため私も用心しています(彼は息子から感染しました)。

飛沫感染はマスクの着用したり、咳やくしゃみをするときは口を手で覆うなどすることで感染拡大を防ぐことができます(100%予防はできない)。今夏はコロナ禍により社会のマスク着用率が高いので感染率はぐっと下がると思います。

接触感染を防ぐのは少々難しいです。

接触感染を防ぐには通常手洗いやアルコールや熱湯による消毒が主な手段となりますが、エンテロウイルス・コクサッキーウイルス・アデノウイルスはエンベロープを有しない「ノンエンベロープウイルス」であり、【ノンエンベロープウイルスはアルコール消毒剤や熱に強い】という特徴があります。

これらウイルスの殺菌には【次亜塩素酸水を使った酸性アルコール消毒剤】が有効です。手の消毒には使えませんが、オモチャ・机・手すり・ドアノブの消毒に使用できます。酸性アルコール消毒剤はノンエンベロープウイルスにも有効な新しい消毒剤として最近開発された製品です。家族の誰かが感染したら濃厚接触する家族内での感染拡大を防ぐために買うことをおすすめします。


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