妊娠検査薬で陽性反応が出たため、病院で「妊娠の確定判断」をしてきました。
妊娠の確定は、
・胎嚢と胎芽の確認
・胎児の心拍の確認
この2つが必要で、病院に行くのが早過ぎると確認が未だできません。
特に心拍の確認は時間がかかることもありますが(目安として生理予定日の2週間後以降が良い)、逆に胎芽は生理予定日の1週間ほどで確認することもできるようです。
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母体と胎児の安全のためには早めの妊娠確定が重要ですが、妊娠確定判断のための診察は保険適用外で全額自費となります。
「妊娠確定のための診察」にかかる費用は病院によって異なり、実際に私の体験では
1人目 → 10,000円
2人目 → 2,000円
価格差がかなりありますが、やっていることは同じです。
違いは病院だけです。
このように妊娠確定のための判断にはお金もかかるため、一般的には
・生理予定日のあとに妊娠検査薬を使用する
・妊娠検査薬の陽性判定後、生理予定日から2週間ほど経って病院を受診する。
「2週間ほど」はあくまでも目安であり、持病や生活習慣、仕事内容などによって母体と胎児の成長やそれに伴うリスクは大きく異なります。
実際に妊娠の確認が遅くなって、残念な結果になってしまったケースもあるようなので、早めの確認はやはり重要になります。
さて、今回は妊娠確認のトリガーになる「妊娠検査薬」について。
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妊娠検査薬で誰でも妊娠が分かる
妊娠検査薬の精度(正確度)はほとんどの製品で99%以上です(「生理予定日の1週間後」など製品の指定している検査日以降の検査に限り)。
妊娠検査薬の使い方は簡単で、誰でも簡単に、正確に「妊娠しているか、していないか」の判断はできるようになっています。
但し、「”正常に”妊娠しているかどうか」は医師の診断が必要で、母子手帳が交付され”妊婦”と認められるには医師による診断後となります。
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妊娠検査薬の原理は液体クロマトグラフィー
妊娠検査薬の判定の原理は、中学生が習う液体クロマトグラフィーです。
液体クロマトグラフィーとは?
・「指定の成分」に反応する試薬をろ紙につける。
・そのろ紙を吊るし、下端を検体(液体)に浸ける。
・ろ紙にしみ込みながら検体は移動(上昇)する。
・検体に「指定の成分」が入っていれば検体がろ紙につけた試薬に反応して色が変わる。
妊娠検査薬の場合、検体は尿で「指定の成分」はhCGです。
一般的な妊娠検査薬ではhCG濃度が25~100mIU/mlに達すると色が変わるようになっています。
検体採取のタイミングとしては、濃度が最も高くなる朝一の尿が一番検査に適しているとも言われます。
「生理予定日1週間後」と言われる理由
尿中のhCG濃度が25~100mIU/mlに達するのは生理予定日から約1週間後と言われているからです。
「薄く線が見える」(判定が難しい)場合は?
hCG量が判定ギリギリの量だと反応が出にくいことがあるので、3日後を目安に新しい妊娠検査薬を使って再検査します。
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陽性判定の要、hCGとは?
hCGは受胎した直後から体の中で作られ始め、妊娠していないと作られることはありません。
そして、hCGはつわりの原因の1つであるとも予測されています(つわりの原因は未だ不明)。
hCGの役割
・卵巣にある黄体の分解を防ぐ
・プロゲステロンの産生を維持する
プロゲステロン(黄体ホルモン)は子宮の内側を血管で分厚くして胎児の成長をサポートするホルモンで、妊娠に重要なホルモンです。
黄体ホルモンの分泌量が少ないと子宮内膜がはがれやすくなってしまいます。
そのため、妊娠中状況によってはhCGを注射をして補給することがあります。
hCGを補給することで卵巣を刺激してプロゲステロンの産生を促します。
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妊娠検査薬が誤判定するケース
妊娠検査薬が誤って「陽性」となる代表例は、
・hCG産生腫瘍
・性腺刺激ホルモン剤の投与
・hCG疑似物質が分泌(閉経期)
例え誤りだったとしても妊娠検査薬の結果が陽性の場合は医療機関に行くので、ある意味安心できます。
妊娠判定の御判定で注意したいのは逆の「陰性」の誤判定です。
その原因としては、
・生理周期が不規則
・生理予定日が間違っていた
・(何らかの原因で)尿中のhCG濃度が低い、または高過ぎる
・子宮外妊娠など異常妊娠
・胎児脂肪や稽留流産など胎児の異常
陰性の誤判定はほとんど「生理予定日を勘違いしていた」ことで起こります。
この場合はいずれ生理もくるので安心ですが、異常妊娠と胎児の異常については注意が必要です。
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