連日1000人以上の新型コロナ陽性者が出ている埼玉県では、病床使用率が60%を越えた一週間ほど前に入院基準にスコア制を導入しました(日本経済新聞の記事)。
現在の症状と基礎疾患によって点数が決まり、6点以上ならば入院する方向に調整されるようです。
特に基礎疾患がない人の場合は「酸素飽和度が93%以下(6点)」や「37.5℃の発熱が6日以上継続(6点)」等の症状がない場合は原則宿泊療養または自宅療養になりそうです。
自宅療養の方法については白鴎大学教授の岡田晴恵さんが書いた『新型コロナ自宅療養完全マニュアル』が8月31日まで無料公開されています。
全114ページ、イラスト入りで分かりやすく、ネット上でそのまま読めます(会員登録など不要)。
[su_label type=”info”]スポンサードリンク[/su_label]
感染者を個室等で隔離
自宅で療養するときは、感染者(陽性者)の生活ゾーンと非感染者の生活ゾーンを分けるのが理想的と言われています。
感染者の生活ゾーンは30分に1回、共用エリアの場合は使ったら換気をします(都度洗剤で洗い、アルコールで殺菌できれば理想的)。
看護者は感染予防を徹底
看病する人(看護者)は一人に限り、看病するときはマスク、ゴム手袋、ゴーグルやメガネなど目を保護するもの、防護服代わりのカッパを着用するようにします。
飛沫は下に落ちると考えれば、使い捨てのシューズカバーがあると安心です。
マスクは不織布の使い捨てマスク、ウイルス透過率が低く、使い捨てなので衛生面で安心です。
[su_label type=”info”]スポンサードリンク[/su_label]
新型コロナウイルスの除菌方法
新型コロナウイルスは喉や目など粘膜に降れると感染するので、うつらないためには小まめな手洗い・うがいや定期的な換気、そして徹底した除菌が重要になります。
新型コロナウイルスの殺菌にアルコールは有効
新型コロナウイルスはエンベロープという脂質でできた膜を持っているウイルスです。
このエンベロープはアルコールで壊すことができるので、アルコールには新型コロナウイルスを弱らせる効果が期待できます。
※アルコールが全てのウイルスの除菌に有効ではない(ノロウイルスやロタウイルスはアルコール耐性が高い)
衣類やリネンの除菌方法(洗濯方法)
衣類やリネンについた新型コロナウイルスを除菌するには、普通にいつも通りの洗剤で洗濯して、しっかり乾燥させることが大切なようです(しっかり乾かす、がポイント)。
普通の洗剤でもウイルスの構造を破壊できるようです。
Forbes JAPANの記事を読むと、80℃以上の熱湯で洗濯できればより良いようですが、日本の洗濯機では難しいです。
ドアノブや電気スイッチなどの除菌
プラスチック等の樹脂や金属についたウイルスは最長2~3日生存していると言われるため、厚生労働省の公式サイトではモノに対する除菌はアルコールや次亜塩素酸ナトリウム液が有効なようです。
次亜塩素酸ナトリウム液は、次亜塩素酸ナトリウムを0.05%含むもので、花王のハイターを希釈して作ることができます(キャップ1杯に対し3リットルの水)。
[su_label type=”info”]スポンサードリンク[/su_label]
自宅療養中の経過観察
新型コロナウイルス感染症は軽症でも、発症からしばらくだって急に症状が悪化することがあります。
現在流行拡大中のデルタ株は、従来よりも短期間で容態が悪化することがあるので救急車を呼ぶタイミングは確認しておくことが大切です。
経過観察の記録を必ずとっておく
体温、「いつ、どんな症状が出ていたのか」を記録して正確な情報を残しておきます。
この記録は。救急搬送や入院となったときに役に立ちます。医療従事者が患者の状況をすぐに把握できるからです。
経過観察には食事の内容と量も記入しておくと良いそうです。
ショック状態は救急車を呼ぶ
血圧が低下して血液が全身に行き渡らなくなるショック状態は命が危ないので、次のような状態になったら直ぐに救急車を呼びます(感染者の救急搬送に関する自治体の取り決めを事前に確認して守ること)。
・顔色が青白い
・呼吸が浅くて速い
・脈拍が弱くて速い
・皮膚が冷たく湿っている
・ぐったりしている
[su_label]ー この記事はここで終わりです -[/su_label]
[su_label type=”info”]スポンサードリンク[/su_label]
[su_label type=”info”]ブログをメールで購読[/su_label]
メールアドレスを入力して「購読」すると、更新をメールで受信できます。