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新型コロナウイルス、『濃厚接触者』の正しい行動は?

新型コロナウイルス感染症対策のひとつとして、米製薬大手ファイザー製の新型コロナウイルス感染症ワクチンが国の審査手続きを簡略化して特例承認されることになりそうです。

2021年2月12日の厚生労働省の専門部会が特例承認について結論をまとめたことで、ファイザー社製ワクチンが日本国内で初めて実用化される新型コロナワクチンとなりました。

第1弾のワクチンは2月12日にベルギー・ブリュッセルから成田空港に到着。

今後は必要量の確保、希望者に滞りなく接種できる体制作り(整備)が課題となっています。

接種については具体的日程などを含めて2月16日に河野大臣が記者会見する予定です。

参考: コロナワクチン特例承認、国内初 厚労省部会、来週から先行接種 (msn.com)

このニュースを5割ほどの集中力で聞いていた我が家に、園の職員に陽性者が出て「うちの子どもが『濃厚接触者』になった」と連絡が入りました。

参考:新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

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『濃厚接触者』の定義

『濃厚接触者』とは、”新型コロナウイルスに感染していることが確認された人(陽性者)と一定以上の接触をしたためウイルス感染の可能性が相対的に高くなっている人”です。

接触したと判断される期間は発症2日前から。

無症状者の場合は陽性判定が出た日から2日前としているようです。

陽性者との「一定以上の接触」とはどのようなものなのか。

・必要な感染予防策をしていない

・対面で互いに手を伸ばしたら届く距離(1m程度以内)で15分以上接触

目安として以上の2点が濃厚接触者の定義となりますが、会話や歌唱など発声を伴う行動をしていた場合はそれに該当しなくても濃厚接触になることがあるようです

そのため、園の保育内容を保健所が判断して「感染者1人に対してクラス全員が濃厚接触者」というケースも多々あるようです。

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濃厚接触者となった後の行動

濃厚接触者と判断された場合は保健所の指示に従って検査等を受け、感染者と接触した後14日間は不要不急の外出は控え、健康観察を行います。

原則、検査結果が出るまでの自宅待機と14日間の健康観察は『濃厚接触者』のみが対象となっているようです。

『濃厚接触者』やその家族の行動については、職場や学校に状況を説明したうえで各機関の判断に従うことになります。

濃厚接触者は自分の行動に責任を持つ

濃厚接触者となった場合は次の点に注意をし、万が一感染者だった場合に他に拡大しない取り組みを心がける必要があります。

オミクロン株は自宅待機期間が10日間

[su_label type=”info”]加筆修正 2022年1月19日[/su_label]

2021年‐2022年冬に流行している変異株、オミクロン株については自宅待機期間が10日間に指定されています。

2022年1月の感染者の大部分はオミクロン株と推定されているため、2022年1月以降は10日間待機が原則となっているようです。

【10日間に短縮の根拠や理由】

・オミクロン株の曝露から99%が発症するまでの日数が9.7日(国立感染症研究所の報告)

・感染者の急な増加に伴う社会インフラの崩壊を防ぐため

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PCR検査の検体は2種類ある

PCR検査の検体は当初は喀痰や鼻咽頭ぬぐい液(スワブ)でしたが、子どもの検査のときに唾液でも検体になると分知りました。

喀痰や鼻咽頭ぬぐい液の採取は医師、看護師、臨床検査技師等に限られていますが、唾液は誰でも採取が可能です。

※検体を入れる容器内の滅菌状態を保つために子どもの検体採取は保護者が行う必要があります。

また、唾液による検体採取の場合は鼻に綿棒を入れる鼻腔ぬぐい液よりも簡単にとれるため被験者の負担が軽減し、検体をとる医療従事者の感染リスクも減り、感染防護具の使用も削減できます。

下の写真は唾液採取用のシリンジです。

抗菌処理されているため中に触れないように注意しながら、唾液を2ml以上採取します(量は検査機関によって異なる)。飲食後や歯磨きの後は10分ほど時間を置いてから唾液を採取するように注意書きがありました。

唾液は提出まで冷蔵庫で保管します。

そもそもPCR検査とは?

PCR検査はウイルスや細菌に対する抗体・抗原があるかないかの検査ではなく、検体の中に新型コロナウイルスそのものがいるかいないかを探す検査です。

生物にはその生物固有のDNAがあり、新型コロナウイルスにも固有のDNAが存在します。

今回のPCR検査は検体の中の新型コロナウイルス固有の遺伝子を、温度差を使って機械が検出できるレベルまで増幅するやり方で、検体の中に新型コロナウイルスがいるかいないかを確認します(いない場合は増幅させてもいないから)。

唾液による検体採取の注意点

「唾液による検体採取が鼻咽頭ぬぐい液と同等の検査精度をもつ」と示したのは北海道大学病院で、その後厚生労働省も唾液によるPCR検査を認め、今では唾液による検体でPCR検査をするケースが多いです。

[su_label type=”info”]参考[/su_label]唾液を使ったPCR検査について | 北海道大学病院 (hokudai.ac.jp)

唾液を用いる最大のメリットは検体採取の簡易化です。

唾液採取ならば感染症指定医療機関以外の一般の病院やクリニックどころか自宅でも検査が可能となります。

 ・検体採取は指定された時間に実施する

 ・消化酵素により感度が低下する恐れがあるため、検体(唾液)は飲食前に採取する

 ・ウイルスの物理的除去を避けるため、検体採取前にハミガキ・うがい・飲食をしない

 ・唾液は直接容器に垂らすように採取する

 ・十分な検体量(2mlが目安)をとれるまで複数回繰り返す

 ・検体は冷蔵庫で保管する

[su_label]ー この記事はここで終わりです -[/su_label]

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