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子どもの下痢、絶対に甘く見てはいけない理由

子どもが下痢を患っていてかかりつけ医に診てもらいました。

症状としては、

 日曜日 黄色い軟便

 火曜日~水曜日 37℃後半~38℃前半の発熱

 木曜日 熱は下がったが、未だ軟便

 金曜日 白い水様便

今回は子どもの下痢について。

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子どもの下痢の原因

下痢は「腸の働きや機能に異常が起きたとき」に発症することが多く、子どもの場合は

 ・ウイルスや細菌

 ・ストレスや緊張による自律神経の乱れ

 ・糖分や塩分などの過剰摂取による浸透圧異常

この3つのいずれかが原因であることが多いです。

ウイルスや細菌

ウイルスや細菌が原因の場合、「感染性胃腸炎」による下痢の場合があります。

感染性胃腸炎には抵抗力の弱い乳幼児が感染しやすく、時には死にいたるまで重症化することもあります。

感染性胃腸炎にはウイルス性と細菌性があります。

細菌の場合は「食中毒」と言われることも多く、2017年にはO157に感染した3歳の女児が亡くなる事故もありました

自立神経の乱れ

腸の機能は自律神経がコントロールしていて、ストレスや緊張で自律神経が乱れると腸の機能が異常になり下痢や便秘になることがあります。

小さな子どもは環境の変化が大きなストレスになることが多く、

 ・引っ越し

 ・入園・入学

 ・弟妹が生まれる

このようにライフステージ変化期は子どもの体調に注意すべきだそうです。

浸透圧異常

意外と知られていませんが、「お菓子の食べ過ぎ」で下痢になることがあります。

糖分や塩分、特に人工甘味料を多く摂り過ぎると腸管内の浸透圧が急上昇し、上手に水分を吸収できず下痢になることがあります。

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下痢を病院で診察してもらう(体験談)

子どもの下痢が1日経っても治らない場合、医療機関を受診した方が安心です。

下痢は甘く見られがちですが、感染性胃腸炎の場合は命の危険もあることを忘れてはいけません。

医師が確認する5つのポイント

多くの医師が次の5つを確認するので、医療機関を受診する前に確認しておいた方が良いです。

 ・いつからか

 ・食べ物などの「心当たり」はあるか

 ・発熱はあるか

 ・痛みはあるか(痛がっているか)

 ・食欲はあるか

触診では子どもの顔をチェック

触診では腹部、特に腸の辺りを押します。

手で押したときの感触や、子どもの表情の変化をチェックしているそうです。

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親の言う「心当たりがない」と、子どもの「痛くない」は話半分で聞いてるよ。

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今回の診断

 ・発熱があったから「ウイルス性胃腸炎」かもしれない

 ・ここ数日寒かったから「冷えただけ」かもしれない

2つの可能性があったので、抗生物質(ホスホマイシンカルシウムドライシロップ40%)と整腸剤(ミヤBM細粒)が処方されました。

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よほどのことがない限り「子どもの下痢」の診断結果はこうなるよ。

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感染性胃腸炎、二次感染予防が必要

感染性胃腸炎患者の排泄物や吐しゃ物には大量のウイルスがいます。

このウイルスには感染力も残っているので、吐しゃ物に触れた人が二次感染する恐れがあります。

二次感染予防には十分な注意をする必要があります(回復後2週間ほど経過するまで注意が必要)。

感染に有効な手段は、

 ・ウイルスが付着する可能性のあるものは直ぐに密封して捨てる

 ・直ぐ捨てられない場合は次亜塩素酸ナトリウム消毒液(濃度0.1%程度)で殺菌

です。

ノロやロタウイルスにはアルコール消毒は効かないので、次亜塩素酸ナトリウム消毒液が必要です。

オムツをしている子どもの場合、

 ・使い捨てマスクと手袋をつける

 ・ビニールシートを敷いた上でオムツ交換をする

 ・使用済みオムツ・マスク・手袋は捨てる

 ・ビニールシートは消毒液で殺菌した、日光を当てて乾かします。

トイレを使用している場合、使用後はトイレ全体を消毒液で殺菌します。

便器だけでなく、ドアノブなど手の触れるところ全てを消毒します。

トイレのタオルは共有を避け、使い捨てペーパータオルを使用すると良いです。

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お腹を冷やすと下痢になる?

「お腹を冷やすと下痢になる=お腹を温めれば下痢が治る」

というのが昔からの通説ですが、医学的な根拠という点ではグレーです(科学的に証明されていない)。

しかし実際にはある調査によると医師約530人に聞いたところ、約8割の医師がお腹を冷やすことは下痢の原因になると考えているようです。

その理由は、

 ・冷えると自律神経が乱れるから(腸の機能が乱れる)

 ・冷えると腸の動きが鈍くなる

 ・冷えると血行が悪くなる

科学的根拠は無くても、お腹は冷やさない方が良さそうです。

[su_label]ー この記事はここで終わりです -[/su_label]

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