関東地区の幼稚園や小学校の プール開き は6月上旬が一般的です。
今回は幼稚園の プール開き までにやること、準備しておくことについて。
プール開き の前に「トイレトレーニング」は完了させる
幼稚園や保育園では「トイレができる」をプールに入るための条件にしています。
「トイレができる」とは、”プールに入る前にトイレにいってオシッコができること”であり、トレーニングパンツをはいている子でもオシッコができれば問題ないケースが多いそうです。
プール開き の前に尿検査を実施する
基本的に尿検査は園を通して実施されますが、入園のタイミングや風邪等の不調によってプール開きの前に尿検査の結果がでないことがあります。
尿検査の結果はプール遊びをしてもいいかどうかの判断基準になるため、尿検査の結果がでるまでプール遊びはできません。
持病があることが分かっている園児の場合は医師の許可も必要となります。
持病や尿検査での異常がなくても、「プール遊びをするかどうか」の最終判断は保護者が出します。
当日の体調もあるので、体調チェック表などで保護者が承認を出し、保護者の承認がある子のみがプール遊びするのが一般的です。
プール開き の前に水泳セットの用意(着替えの練習も大事)
園の指定がない限りは各家庭で用意する必要があります。
水着を選ぶポイント
幼稚園の場合、水着は一人で脱ぎ着できるものを選びます。日焼けを防ぐため、男女ともにラッシュガードを着用している子が多いです。
男の子の場合は比較的ゆったりとしたハーフパンツ型が多いです。
女の子の場合は成長も見越してセパレートタイプの水着が比較的多くなりますが、幼稚園の先生によると「着替えのときに何人もの水着が混じってしまうので女の子の水着はワンピースタイプのほうがトラブルが少ない」とのこと。
プール開き の前に水着の脱ぎ着の練習しておくことは大切です。
水着は普段着ている服とちがって切るのに力が必要で、体にピタッとした感じが窮屈感につながります。
プールバッグを選ぶポイント
園で使うプールバッグは、ビニール製のトートバッグを使っている子が多いです。
子どもはバッグを引きずってしまうことが多いので、底面の角部分は強度のある加工がされているビニールバッグがいいです。
肩紐をひいて口を閉じるタイプのプールバッグもありますが、園児の場合は紐をひく力が足りないため一人であけられない(=使いにくい)そうです。
プールバッグも制限はありませんが、肩紐をひいて口を閉じるタイプのバッグは紐を引く力が足りず使いにくいようです。
タオルを選ぶポイント
プールセットは連日使うことが多いので、タオルは吸水性がよくて、速乾性のあるものがいいです。
園児でも大きくなると「羞恥心」があるので、タオルは巻いて使えるラップタイプのものがいいです。
プール開き の前にツメと耳の清掃をする
プール開き の前にツメと耳をきれいにし、プール期間中はキレイな状態を維持します。
手足の爪のケア
プール期間中は手足のツメを小まめに確認し、常に短くしておきます。
水に入ると皮膚が柔らかくなり、ツメで軽くかすっただけで小さな子どもはケガをしてしまいます(園でのケガは大小問わずトラブルである)。
ツメが長いという理由でプール遊びを禁止する園は多いそうです。
夏は水遊びをする機会が多いです。
園のプール期間が終わっても、夏の間はツメと耳のケアを続けたほうが安全です。
耳のケア
プール開きの前に必ず耳掃除をし、プール期間中は月2回くらいの頻度で耳掃除をします(普段は数か月に1回の頻度でいい)。
耳垢が溜まった状態で水遊びをすると、耳垢が膨らんで栓になり、耳の中がジメジメした状態になって外耳炎になりやすいです。
耳掃除を耳鼻科でやってもらう保護者もいますが、耳は繊細な器官で場合によっては一生のケガになってしまうので間違った判断ではありません。
耳の異物感や違和感は本人しか分からないため、耳掃除であっても耳鼻科にいくことは以上の早期発見につながります。
プール遊びのあとの耳掃除は外耳炎になりやすい
水遊びで外耳道が柔らかくなるといつも以上に傷つきやすくなっています。
プール遊びのあと、耳垢が膨れたことで異物感や違和感を感じる子どもはいますが、ここで耳掃除はせずに「しばらく待つ」または「耳鼻科を受診する」ようにします。
ここで耳掃除をしてしまうと外耳道にキズをつけてしまう、このケースで外耳炎になることはよくあります。
外耳炎の症状
外耳炎の主な症状はかゆみ・痛み・閉塞感で、子どもが食べ物を飲み込むときに痛そうにしていたら要注意です。