そのまま捨てるのはもったいないと感じてしまうゴミのひとつ、 牛乳パックを洗った水 。
牛乳は栄養が豊富なので植物の肥料になるかもしれない。
昔聞いた気がする「 牛乳パックを洗った水 には栄養が含まれているから植物にかけるといい」という話が本当か調べました。
牛乳パックを洗った水 は植物に「よくない」
牛乳パックを洗った水 は植物にあまり与えないほうがいいそうです。
牛乳パックを洗った水 は土の中の窒素を奪う
牛乳パックを洗った水 の中に含まれる牛乳を肥料にするには、土の中で発酵させなければいけません。
土の中のバクテリアなどが発行させることで初めて肥料になるのですが、この発酵の過程で土の中の窒素が大量に消費されてしまいます。
窒素は植物にとって大事な栄養で、窒素が大量消費されてしまうと「窒素飢餓状態」になってしまいます。
牛乳パックを洗った水 は土を固くしてしまう
牛乳を洗った水が土の中に入ると、牛乳に含まれるたんぱく質が土の中の空洞に入り込んで固まるため土を固くしてしまいます。
土が固くなると根の成長が抑制されてしまい、水はけが悪くなって根腐れがおきてしまいます。
さらに空洞に詰まった牛乳は未発酵なので時間経過とともに腐ってしまいます(土から腐敗臭がする原因)。
牛乳パックを洗った水 と同じくらいもったいない「コーヒーの豆のカス」
牛乳パックを洗った水 と同じくらい「もったいない」と感じてしまうのが、コーヒーをいれたあとにフィルターに残るコーヒー豆のカスです。
コーヒー豆のカスは、肥料として使う場合は 牛乳パックを洗った水 と同じく発酵させなければいけません(土と混ぜると1ヶ月ほどで発酵する※1日1回混ぜる)。
このように肥料として使うのには手間がかかりますが、 コーヒー豆のカス はそのままの状態でナメクジやカタツムリの忌避剤として利用できます(カフェインはナメクジやカタツムリにとって神経毒)。