義父母が懇意にしている、群馬県みなかみ町のリンゴ園に行ってきました。
みなかみ町はりんご園が多く、車窓から見える緑色の葉に入り混じる真っ赤な実は目に楽しいものでした。
リンゴ園の駐車場に迫り出したリンゴの樹もたわわに実が付き何ともフォトジェニック。
お目当てのリンゴ(品種)はフジ、群馬県の場合は例年11月中旬~、昨年は生育が遅く12月中旬の販売で予約してきただけでしたが、今年は5キロ買って帰ってくることができました。
実の大きなフジは1キロで3~4個、5キロ購入だったので約20個ありました。
1日1個食べても約3週間、今回はリンゴの上手な保存について。
[su_label type=”info”]スポンサードリンク[/su_label]
リンゴは温度と湿度を管理する
リンゴは乾燥に弱い果物で、水分が失われると美味しさが失われます。
リンゴは常温保存が可能です(冬の常温とは一般的に15~20℃)。
しかし冬場の室内では暖房が使用されるため、冬場の室内はリンゴが好む環境に比べて温度は高め、湿度は(やや)低めの状態です。
リンゴの保存は冷暗所もしくは冷蔵庫の野菜室が適しています。
冷暗所保存では、2週間~1ヶ月もちます。
特に、フジなどの晩生種は、秋映などの早生・中生種に比べて保管期間が長いそうです。
冷暗所とは、
・直射日光が当たらない
・常に14℃以下が保てる
現在の埼玉県内は日中でも14℃以下なので、外気が入ってくるガレージに保存することにしました。
但し、夜間の気温が零下になる場合はリンゴが凍ってしまいます。
リンゴは基本的に冷凍で保存できますが、フジのように硬さやシャリシャリ感といった食感を楽しみたい場合は凍らないように注意が必要です。
一方、野菜室は5~10℃が一般的です。
冷蔵庫は0~5℃が一般的なので、野菜室は冷蔵庫よりもやや気温が高く、野菜のシャキシャキ感が長持ちします。
[su_label type=”info”]スポンサードリンク[/su_label]
リンゴは一個ずつポリ袋に入れて保管
冷暗所や冷蔵庫はリンゴの好みよりもやや乾燥気味です。
リンゴは85~90%の湿度を好むと言われているため、リンゴは一個ずつポリ袋に入れて保管します。
調温・調湿効果のある新聞紙で1個ずつ包んでからポリ袋に入れると更に美味しさが長持ちします。
面倒でもリンゴを1個ずつ包むのは、リンゴが発生させる植物ホルモンのエチレンで互いの熟成が進むのを防ぐためです。
[su_label type=”info”]スポンサードリンク[/su_label]
他の野菜・果物と分けて保管
リンゴを冷蔵庫で保管するのは面倒だと思う一番の理由は、リンゴは他の野菜や果物と分けて保管しなければいけないことです。
まず一般家庭で野菜室が空っぽということはありません。
リンゴのために全ての野菜・果物を外すことは難しいのです。そのため冷暗所を探す人も多いのでは?
分けた方が良い理由はリンゴが発生させるエチレンガスです。
ポリ袋に入れれば防げるようですが、スーパーに設置されたロールタイプのポリ袋のようにペラペラの薄いものはエチレンガスが袋から漏れる場合もあります。
リンゴから発生したエチレンガスの影響で他の野菜や果物の熟成が進みます。
この性質を利用して洋梨やキウイフルーツの熟成を早めることもできますが、”熟成=劣化”なので保管の面では一緒にするのは向きません。
一方でジャガイモや玉ねぎと一緒にリンゴを保管すると、エチレンガスがジャガイモや玉ねぎを休眠状態にして発芽を防いでくれます。
冬は温かいスープやシチューなどでジャガイモや玉ねぎを多用するので一緒に保管してみようと思います。
[su_label]ー この記事はここで終わりです -[/su_label]
[su_label type=”info”]スポンサードリンク[/su_label]
[su_label type=”info”]ブログをメールで購読[/su_label]
メールアドレスを入力して「購読」すると、更新をメールで受信できます。