これから梅雨が始まるというこの時期、うちの斜向かいで建売住宅の工事が始まりました。
新興住宅地ではないこのエリア、新しい住宅は今ある古い建物を取り壊すことから始まることも多く、賑やかで活気づいています。
工事が始まる前に、建築会社の人が挨拶にきました。
工事は7月下旬頃に完了予定、3棟作るのに約3ヶ月という短い工期にビックリしました。
流れ作業で3棟同時に建築を進めていくからできるスケジュールのようです。
最近周辺では建売住宅や分譲地の案内が増えています。
古い建物が消えて新しい家が建ち、家の窓から見える風景が日に日に変わっています。
空き家や空き地のまま放置するよりも衛生や防災の面から良いと思うのですが、古くからこの地区に住む人にとっては新しい人の参入は不安でもあるそうです。
さて、建売住宅は注文住宅よりも同じ規模で300万円ほど安くなる傾向にあります。
なぜ安くできるのか、まとめました。
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建売住宅とは?
戸建て住宅、いわゆる「一軒家」には、
・注文住宅
・分譲住宅
・建売住宅
この3種類があります。
自分で好きなようにデザインして建てるのが「注文住宅」、分譲住宅地にいくつも建てられる予定のものを分けて販売されるのが「分譲住宅」、既に建築されたものが販売されるのが「建売住宅」です。
建築前から販売される建売住宅があったり、建築済みの状態で分譲される分譲住宅があるので、「分譲住宅」と「建売住宅」はほぼ同じ意味となっています。
建売住宅のメリット
・予算をできるだけ抑えて購入できる
・購入前に現物を見れるので、見た目や間取りをよく確認できる
・購入までに手間や時間が比較的かからない
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予算を抑えられる3つの理由
・建物の販売会社(建築会社など)が土地を安く購入している
・同時に複数棟の工事を行うことができる
・販売会社が建物のデザインや工事スケジュールなど全てを決められる
販売会社が土地を安く購入している
建売住宅が安い理由には次の3つがあります。
建売住宅は販売元となる建築会社等の販売会社が土地を購入することから始まります。
1エリアに複数棟建てる前提ならば、土地の仲介市場に出しても一般的には売れない土地面積の土地などを安く購入することができます。
同時に複数棟の工事ができる
複数棟の同時工事の場合、大工さんは複数の現場を掛け持ちできたり、工事に必要な重機が一度で全棟済んだりと工事が簡略化できます。
1棟の建築に必要な人員や工事期間が削減できるため、結果として工事費用全体が全体的に安くなる傾向にあります。
販売会社が全てを決められる
注文住宅の場合は施工主の要望を聞く必要があり、充分な打ち合わせの時間と手間がかかります。
部材の発注においても施工主の確認が取れてからとなり、何度か現場確認をしてから工事を進めていくことから工事スケジュールの調整も必要です。
建売住宅の場合は「施工主の確認」が一切ないため、建築会社と現場の都合で色々調整が効き、必要な経費が低く抑えられます。
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建売住宅を購入するときの注意
・周辺環境の確認
・アフターサービスの内容
建売住宅に限らず、マイホームを購入するときは周辺の環境に注意します。
特に、学校や病院、駅などへのルート確認がチェックポイントといえるようです。
小学校・中学校は学区で決められているので、登校ルートの道幅、歩道の有無、横断歩道、街灯の有無などを事前にチェックすることも大切です。
また、新興住宅地の場合は学校や商業施設が増えていくこともあるので、周辺の建築計画を調べてみるようにします。
但し、既に工事が始まってる場合をのぞけば建築計画は「予定」でしかありません。
・あそこに新しく駅ができるらしい
・あそこに人気の○○ができるらしい
これには地域住民の期待もあるの、で真偽をきちんと自分で確かめた方が良いです。
周辺環境は昼だけでなく夜も確認することが必要です。
今は共働きが多いので昼は人がいない住宅地が多く、昼間は静かだと思っても、住民が帰ってくる夜になると賑やかだったりします。
また同じ環境でも天候によって大きく雰囲気が異なることがあるので、晴天時と雨天時のチェックも大切です。
一生に一度の買い物なのでチェックし過ぎて過ぎることはありません。
十分に検討を重ねて購入することが大切です。
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