目の痛みを訴えて眼科に行った旦那が「緑内障予備軍」と診断されてきました。
旦那の自覚症状は目の腫れぼったさとゴロゴロ感。
病院嫌いなものの”目のことだから”と受診して正解で、眼科医から「眼圧が高い」「炎症が起きている」と診断されて要観察となりました。
処方された薬は点眼と飲み薬。眼科で処方される薬は目薬のイメージが強くありましたが、飲み薬もあるようです。
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眼圧とは?
房水による眼球内の圧力を「眼圧」といいます。
まぶたの上から触ると水風船のようにプニプニとしている眼の中は”房水”という水で満たされ、この房水は毛様体から分泌されて、常に一定の圧力を保ちながら眼球内を循環しています。
何かの原因で房水の排出路(隅角の繊維柱帯)が詰まったり、眼の中で循環しにくくなると、眼球内で房水が溜まって眼圧が上昇してしまいます。
眼圧の上昇 = 房水の流出が悪い(原因は様々)
眼科医が眼圧を測る理由
眼科に行くと眼圧を測るのは「緑内障」の懸念をしているためです。
「緑内障」とは眼圧が高くなることで視神経が障害され、視野が狭くなったり部分的に見えなくなったりする病気です。
但し、眼圧が正常範囲※でも緑内障が起こることがあります(「正常眼圧緑内障」。日本人に一番多い)。
※眼圧の”正常範囲”は個人差があるので明確にされていない。
統計的にみて健康な人で10~20mmHgと判断されています。
正常値を知るには眼科での定期的な診察が大切です。
緑内障は症状が進行するまで自覚症状がないため、検査(眼圧、眼底、視野など)によってはじめて緑内障と診断されます。
日本人に正常眼圧緑内障が多いのは、血流障害や遺伝が関係していると考えられています(視神経の抵抗性が弱い)。
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緑内障患者は20人に1人
緑内障に関する日本での疫学調査の結果、40歳以上の人口のうち緑内障患者は5.0%(20人に1人)でした(緑内障に関する記事)。
緑内障で失った視力は薬や手術で回復することはできません。
適正な治療を早く行うことで、視野障害や視力障害の進行を出来るだけ抑えることが大切です。
緑内障に自覚症状はほぼありません。
初期段階では鼻に近い辺り、中心の上の方もしくは下の方が弓状に見えなくなります。
大半の人が気づくほどではなく、視野検査で発見できます。
中期段階に進行すると見えない部分が増えてきます。
「見えにくい」と異常を感じる頃には、視野中心の4分の1程度が欠けていることが多いです。
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眼圧を下げるための治療は?
まず眼圧は日常生活で何かを注意すれば正常になるというものではありません。
努力で眼圧はコントロールできません。
眼圧を下げなければいけない場合は薬を使います。
定期的に眼科に通い、処方された薬を指示通りに服用します。
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