全国各地に傷跡を残した台風が去り、すっかり秋の気候になりました。
夏は火を使うと酷暑になるので煮物等は避けていましたが、秋になるとその反動で煮込み料理を作りたくなります。
最近ワインにはまっているので、今夜はシチューとドイツパンになりそうです。
うちの食卓には、陶芸を趣味とする父が作った器がよく登場します。
もちろん陶工には及びませんが、30年以上の趣味歴が物を言うのか立派なものです。
昔は実家に飾られた壺たちを「邪魔だ」と思っていましたが、最近は実用的な食器が多いこともあり愛用させてもらっています。
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小さな子どものいる家に陶器は不向きとも思われがちですが、陶器はそれ自体に重みがあるので転倒しにくく、持ち難さがかえって子どもの遊び道具になるのを防ぎます。
「おじいちゃんが作ったものだから大事にね」
爺好きの子どもたちは素直に言うことを聞いてくれます。
おままごとに使われても、丁寧に扱おうという気持ちが見えるほど(おかげで怒れない)。
陶器は比較的渋い色合いになるので、和食、洋食、中華と料理を選ばずに利用できます。
陶器はメンテナンスが面倒で、洗った後はしっかり乾かさないとカビの原因になるし、少しの衝撃で縁が簡単に欠けてしまいます。
そんなこともあって、最近はお祝いの贈り物に陶器は少ないとか。
ちなみに、陶器を結婚の贈り物にするには真逆の解釈があります。
1つは「仲が割れやすい」というようにマイナスの意味、もう一つは「割れたときにいくつもの破片が産まれる(子孫繁栄)」というプラスの意味。
機会は少ないでしょうが、陶器を結婚祝いにするときは誤った解釈されないようにメッセージをつけることをおすすめします。
風水では欠けた陶器を使い続けると運気が下がる(やめた方が良い)と言われますが、最近はその思い出や歴史を大切にしようと「金継ぎ」して使い続ける人がいます。
金継ぎ(金繕い)は日本の伝統的な文化(技術)で、陶器の破損した欠片を漆で接着し、金などの金属の粉で装飾して仕上げる修復方法です。
真っ二つになった器も使えるようになり、一風変わった風味に仕上がることから人気があります。
金継ぎが注目されるようになったキッカケが2011年の東日本大震災。
いまは全国各地でワークショップが開かれるほどで、難しい技術ではないこと、金継ぎに必要なもの一式が手軽に売られていることから手軽な趣味のひとつとなっています。
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