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食物アレルギー を持つ子どもが増加(全体の約4.8%)、今後の給食の内容にも影響

 最近、「 食物アレルギー 」について考えるようになりました。

 子どもの友だちが我が家に遊びにくるようになって、子どもたちに出す菓子やジュースに悩むようになったのがキッカケです。

 上の子は9歳なので”今さら”と思われがちですが、うちの子たちにアレルギーがなかったので意識するまで時間がかかりました。

食物アレルギー をもつ児童生徒が約52.7万人

 2022年に全国の公立小中高校などを対象に行った日本学校保健会の調査では、食物アレルギーがある児童生徒は約52.7万人(2013年に実施された前回調査時から約12万人増)。

 2022年の全国公立小中高校生の児童生徒数は約1090.0万人なので、全体の約4.8%が何かしらの食物アレルギーを持っていることになります。

 専門家は「木の実類や果物類のアレルギーが増えている」と指摘し、今後は学校給食での対応も必要になりそうとのこと。

 調査では、食物アレルギーの原因となる食物が調査されました(複数回答可)。

公式サイト日本学校保健会

食物アレルギー と花粉症の関連

 食物アレルギー のうち、果物アレルギーが増えていることについて花粉症の子どもが増加している点が指摘されているようです。

花粉症と食物アレルギーの関連が証明されている果物(一部)

  • リンゴ
  • モモ
  • キウイ
  • スイカ

 花粉症(花粉アレルギー)の人の一部が反応する食物アレルギーについては「花粉アレルギー のある人の約1割は特定の野菜・果物に反応する食物アレルギーもある 」でもまとめています。

食物アレルギー 、給食で初めて発症するケースが約500件

 給食で初めて食物アレルギーが発生する「初発事例」が504件あったとのこと(2021年度、把握している事例に限り)。

 学校によっては食物アレルギーの発祥を防ぐため、発症の原因となる可能性がある食材を使わないメニューにすることもあるようです。

 今回の調査から木の実類のアレルギーの増加が目立っており、給食のサラダやドレッシングにナッツが使用されていることがあるため食材の変更などの検討も必要だとか。

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