ペスカトーレに続き、冷凍のシーフードミックスでシーフードカレーを作ってみました。ホタテ好きな一子のために大きなホタテを追加してあります。ペスカトーレについては「シーフードミックスで簡単ペスカトーレ」を読んでください。
【材料】
- シーフードミックス 1袋
- 玉ねぎ 中サイズ2個
- バター 適量
- オリーブオイル 適量
シーフードミックス 1袋
玉ねぎはみじん切りし、オリーブオイルであめ色になるまで炒めます(あめ色になったらバターを入れる)。シーフードミックスを加えて水を入れて煮ます。最後にカレーのルー(我が家は5皿分)を入れて完成です。ジャガイモやニンジンは入っていないので短時間で完成し、冷凍保存も可能です。暑い時期は食中毒が心配なので保存にも気を使います。
食中毒の原因になる細菌
細菌による食中毒は気温が高く細菌が増えやすい6月~9月に増えます(ウイルスによる食中毒は冬に流行)。食中毒の原因になる細菌は特別な菌ではなく、土や水の中、ヒトや動物の皮膚や腸の中に普通に存在しています。
食中毒の原因になる主な細菌
サルモネラ菌
十分に加熱されていない卵、肉、魚が原因。熱に弱いので十分に加熱することで防げる。食後6~48時間で食中毒の症状がでる。
黄色(おうしょく)ブドウ球菌
ヒトの皮膚や鼻・口の中にいる菌。熱に弱いので十分に加熱することで防げる(加熱後に手で触れるときにつかないように注意)。食後30分~6時間で食中毒の症状がでる。
腸炎ビブリオ菌
生の魚や貝などの魚介類にいる菌。真水や熱に弱いのでよく洗ってしっかり加熱することで防げる。食後4~96時間で食中毒の症状がでる。
カンピロバクター
十分に加熱されていない肉(とり肉)、飲料水、生野菜にいる菌。ペットから感染することもある。乾燥に弱く、しっかり加熱すれば菌は死滅する(野菜はしっかり洗う、井戸水やわき水には注意する)。食後2~7日で食中毒の症状がでる。
腸管出血性大腸菌(O157、O111など)
十分に加熱されていない肉、生野菜にいる菌。野菜はしっかり洗う、肉はよく加熱することで防げる。食後12~60時間で食中毒の症状がでる(重篤化すると死亡することもある)。
ノロウイルス
二枚貝(カキ、アサリ、シジミ)に多い菌。ウイルスに汚染された水を飲むなどして感染することもある。熱に弱いので85℃以上で1分間以上加熱することで防げる。食中毒にかかった人の嘔吐物や便から感染することもあるので処理などには注意し、石けんでよく手を洗うことが大切。食後1~2日で食中毒の症状がでる。
E型肝炎ウイルス
加熱不足の肉や内臓(特にブタ)にいる菌。熱に弱いので中心まで十分に加熱すれば防ぐことができる。ほとんどの人は食中毒の症状はでないが、一部の人は皮膚が黄色くなったり発熱したりする。
食中毒は料理を作る途中で細菌がついてしまったり、料理を温かい部屋に長時間放置して細菌が増えてしまったことが原因で起こります。細菌による<食中毒を防ぐための3原則>を紹介します。
原則1 細菌をつけない
食中毒の原因になる細菌は基本的に口から身体の中に入ってきます。外から帰ってきたら、料理をする前には必ず手を洗うようにしましょう。
石けんをよく泡立てて、手のひら、手の甲、指の間、ツメの間としっかり洗い、十分にすすいでからキレイなハンカチやタオルで手を拭きましょう。
料理に使うまな板、包丁、食器はきれいに洗います。肉や魚は他の食品と分けて包んで保存するとよいです。
原則2 細菌を増やさない
細菌が増殖しないように食品は10℃以下で保存するようにしましょう。
・生ものを使った料理は早く食べる
・すぐに食べない料理は冷蔵庫で保存する
冷凍食材の解凍は冷蔵庫に移して解凍させたり、電子レンジで解凍するようにしましょう。解凍した食材をやっぱり使わないという場合は保冷剤と一緒に冷蔵庫に保管し、数日以内に使用するようにしましょう(一度解凍したひき肉は危険なので再保存はやめましょう)。
原則3 細菌を殺す
食材は75℃以上で1分間以上加熱するようにしましょう。中心部までよく加熱することが大切なので、分厚い食材、冷凍していた食材を加熱するときはそれ以上の時間加熱するようにしましょう。
この季節、食肉は生や加熱不足の状態では食べないようにしましょう。また食肉を扱うときはまな板や包丁などの調理器具は他の食材とは別のものを使うと安全です。
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調理器具がふんだんにない一般家庭でこの縛りは難しい