ホンダから「ステップワゴンのリコール」の案内が来たけど?
[/word_balloon]ブレーキの不具合が原因のリコールです。
本田技研の発表によると、「ブレーキペダルをゆっくり踏んだ際、ブレーキの効きが悪く減速せず、更に踏み足さないと思った位置に停止できないことがある」とのこと。
具体的なことを調べるとブレーキマスターシリンダーの中にあるゴム製のセカンダリーカップの材質と形状が不適切とのことです。
・可塑剤によってカップが膨張
・エンジンからの熱によりカップが膨張
↓
カップの変形によりシール性能が低下。
シール性能が低下する=ブレーキの効きが悪くなり制動距離が伸びる。Σ( ̄ロ ̄|||)
“ブレーキを踏んだのに意図した場所で止まれなかった”というトラブル報告は約140件で、そのうち2件は事故を起こしているそうです(どちらも物損事故)。
リコールの作業としてはブレーキマスタシリンダを良品に交換することになります。
作業時間は100分超とお知らせにはありましたが、実際はその作業箇所に辿り着くまでに時間がかかり実質半日の作業になるそうです。
しかも作業台は特殊で台数がないためすぐの予約はできず、約2週間後の作業予約がとれました。
リコール対象車がステップワゴン、フリード、フリード+、対象車両数は約21万台と多くて大変そうです。
公道を走る車は全て国土交通省令「道路運送車両の保安基準」に適合していなければなりません。
そのために私たちは2年に1回車検を受けます(初回車検は3年目)。
しかし人間の作るものなのでミスもあり、よく調べたら(ユーザーからのトラブル報告含む)保安基準に適合していない又は適合していない可能性があることもあります。
この場合、メーカーには国土交通大臣宛てにリコールの届出をし、早期に改善する義務があります。
・不適合の状態
・不適合の原因
・改善措置の内容 等
一般的にリコール届出のあと、ユーザーに対しリコールの案内が届きます。
案内を受け取ったユーザーには速やかに対応する義務があります。
「特に危険・不便はないから次の点検整備のときに対応してもらう」等と、不具合を知りつつ改善措置を怠ったユーザーには責任が発生します。
またリコール届出の義務は車本体だけでなく、チャイルドシートにもあります。
リコールは車に限らず色々な製品で発生します。
そのため色々な関係省庁がリコール情報を提供しています。
国土交通省の自動車のリコール・不具合情報以外は以下のようになっています。
風評等もあるのでリコール情報については官公庁の公式サイトの情報を信用するようにしましょう。
[su_label]ー この記事はここで終わりです -[/su_label]
[su_label type=”info”]スポンサードリンク[/su_label]
[su_label type=”info”]ブログをメールで購読[/su_label]
メールアドレスを入力して「購読」すると、更新をメールで受信できます。