運動会を頑張る子どもの熱にあてられて、私も幼稚園のヨガ教室に参加することにしました。
ヨガ教室は幼稚園の福利厚生で1回300円。飛んだり跳ねたりする運動に比べると、ヨガの基本はストレッチで誰でも安心して取り組めるとのこと。
「ヨガ」とはサンスクリット語で「つながり」を意味する言葉で、本来は古代インド発祥の伝統的な宗教的行法です。いまのヨガはエクササイズが中心、宗教的なものを排除してフィットネスとして定着しています。
ヨガの考え方では「心」「体」「魂」は全て繋がっています(正三角形のイメージ)。そのつながりを意識して「呼吸」「姿勢」「瞑想」を組み合わせるヨガには心身の緊張をほぐし、心を安定させて安らぎを得らる効果があります。
正しい「呼吸」と「姿勢」を意識することは、医学的にみても心身を健やかに保つ効果があります。
正しい姿勢を意識することで骨格の歪みが解消され、骨格の歪みの影響を最も受ける腰の不調(腰痛など)を改善する効果があります。
骨格の歪みは内臓にも負担をかけるため、解消されることで内臓機能も向上します。
正しい呼吸を意識することで肺活量と呼吸量が著しく増え、酸素を運ぶ赤血球数が増加して血行が良くなり、冷えや便秘など慢性的な不調を改善する効果もあります。
さらに血行が改善されると、体重の減少・肥満の解消・コレステロールの低下・血糖値の低下・ストレス抵抗の向上などの派生効果も見込めます。
ヨガにより呼吸や姿勢を意識することは、今まで無意識にしていたことに気づくキッカケを生みます。
体のすみずみまで意識することで不調が生まれてもその違和感に初期の段階で気づきやすくなり、より簡単にその不調を改善することができるようになるからです。