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緊急地震速報、過大予測と文句をいうリスク

[su_label]加筆修正 2022年3月7日[/su_label]

緊急地震速報の警報音に、公園で遊んでいた子供を呼び寄せて揺れに備えていたものの何もありませんでした。

「何もなかったからいいや」ですませましたが、それで済ませられない人は少なからずいるもので「過大な予測がされた理由」と連日報道されました。

今回は緊急地震速報のメカニズムについてまとめました。

[su_label]参考[/su_label]2018年1月10日 朝日新聞 社会面

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緊急地震速報のメカニズム

緊急地震速報は、地震が発生したときの「最初の微弱な揺れ(P波)”を解析して、その後にくる大きな揺れ(S波)の規模を予測しています。

地震の被害はS波がもたらすものがほとんどです。

1ヵ所の地震計では誤解の可能性が高めなので、「P波を観測した地震計が2つ以上」あり、さらに警報を出すのは「解析した最大深度が5弱以上と予測された地震で震度4以上になると予測される地域」としているようです。

今回の過大な予測の原因

気象庁の担当者は今回の過大予測について「2つの地震を1つの地震として予測してしまったため」と説明しました。

最初に発生した地震の震源地は富山県西部。

2つ目に発生した地震の震源地は茨城県沖。

この2つの間は約3秒間。

そのためコンピューターは「茨城県沖で発生した地震のP波を300~400キロ離れた石川県でも観測した」と判断し、震度4以上のエリアとした関東一円に警報を出しました。

同様のケースはたびたびあるとか。

気象庁は、

「震源予測を精度の高い情報に更新していく中で、結果的に過大評価してしまった。必要な改善を図っていきたい」

と発表しました。

過大予測に対する個人的な意見

緊急地震速報や警報は命を守るシステムなので、「かもしれない」と予測したならば警報を出して警戒を促すことは大切だと思います。

今回のことを過大予測と咎めることは、未曽有の規模の大地震が発生したときに警報が遅れる、最悪の場合は発せられないリスクをともないます。

予測は予測、100%正しい必要はないと思っています。

可能性があるなら警戒は必須だと、私は思っています。

[su_label]ー この記事はここで終わりです -[/su_label]

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